遥かなる地の記憶 -66ページ目

シーサーの記憶。


やかな旅の情景も、雑多な日常の中に埋もれ、やがて色あせていく・・・
景色は曖昧の彼方へと追いやられ、ココロときめいたという感情だけが脳裏に残る。


そんな記憶の儚さを知るからこそ旅人は、カメラを手に取り、
永遠に色鮮やかな情景として、ココロのフィルムに刻もうとするのかもしれません。







初めて石垣島を訪れた、2004年。

灼熱の太陽の下、一体のシーサーに出会いました。
あまりにキュートで、フォトジェニックな容姿に一目ぼれして、
夢中でシャッターを切った写真がこちら。



遥かなる地の記憶





うーん、かわいい☆

強烈な青空をバックに、なんとも愛くるしい表情。

思わずなでなでしたくなる、そんな子じゃありません?!


すっかりココロ奪われた、このシーサー。

泡盛グラスを片手に写真を眺めては、

“ 元気かなぁ ”と思い出していたりしたものです。








あれから6年の歳月が流れました。

あの、愛くるしく、若々しかったシーサーも、

時の流れを実感させる姿に・・・。





遥かなる地の記憶





南国特有の、強烈な日差し。

台風がもとらす、豪雨と強風。

そんな過酷ともいえる自然環境にさらされているわけですから、

当然といえば、当然の成り行きでもあるんですが・・・





遥かなる地の記憶




記憶の中では、変わらず鮮やかな姿をしていだけに、正直、驚きました。

と同時に、この世に変わらないものなんてないんだなぁということを、改めて実感。



複雑な思いが交錯した、このシーサー。

小学校の門の上から、子供たちの登下校を見守る存在でもありました☆





遥かなる地の記憶





6年ってことは、一年生だった子も卒業していることかぁ~



そんな感慨に耽ってシーサーを眺めていると、

見る由もないこの小学校の六年間が、

にわかに映像となって脳裏をよぎっていきました。



島の学校に流れる時間を見つめてきたこの瞳は、

輝きがあせた今も、子供たちを見守っている・・・。


記憶を新たに胸に刻んで、シーサーに別れを告げました☆





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