ともこの家のポチはいたずら好き。

悪さをするたびに、ともこは「ポチ、いけない!」と叱りつけていました。

お気に入りの靴をかじられたら「ポチ、いけない!」
こどもに飛びつきそうになったら「ポチ、いけない!」
自分の手に噛み付いたら「ポチ、いけない!」

あるとき、ともこは、
ポチの元気がだんだんなくなっていることに気がつきました。

「ポチ」
名前を呼ぶだけで、ポチは何ともいえない複雑な顔をします。

ある晩、ともこはポチと人語で会話する夢を見ました。

せっかくのチャンスだと思い、
ともこはポチに、今一番気になっていることを聞いてみました。

「ポチ、最近元気がないね。どうしたの?」

ポチは言いました。
「ともちゃんが、ボクの名前を呼ぶからだよ」

ともこはさらに聞きました。
「何で名前を呼ぶと元気がなくなるの?」

ポチは言いました。
「何でなのかはよくわからないや。とにかく叱られている気分になるんだ。」


ともこは思い出しました。

ポチを叱るとき、いつも必ず「ポチ、いけない!」と、
ポチの名前を呼んでいたことを。


だからポチは、ポチって名前を呼ばれただけで、叱られた気になるんだ。


目が覚めたともこ。


それからは、叱り方を変えました。


さあ、あなたもともこと一緒にポチを叱ってみましょう。


「いけない!」



☆今回の教訓: 

愛犬を叱るときは、「ポチ、いけない!」ではなく「いけない!」で。



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先日、愛犬クレ(ヨークシャテリア、メス、12歳)を連れて、
高層ビルの上にある展望台に行きました。

人は少なく、閑散としていました。

一箇所だけ、窓が開いているところがあったので、
外の空気を吸おうと窓に近づきました。


そのとき。


抱っこしていたクレが、わたしの胸を蹴って、窓の外に飛び出しました。

一瞬のことでした。


ここは20数階。
窓から落ちたクレが、無事なはずはありません。

頭も身体も真っ白になっていく気がしました。

これは夢に違いない。
そもそも、展望台の窓が開いていること自体、おかしい。

思考が現実を一生懸命否定しようとします。

そういえば、キャオーンという悲鳴も、グシャッという音も聞こえなかった。
だいじょうぶ、クレはきっとだいじょうぶ。

そう言い聞かせながら、窓から地上を臨んだところ、

白くて硬い歩道に、つぶれた茶色い犬が、
赤い血を流して倒れているのが見えました。



…という夢を見たことがあります。

家族に話したら、そんな夢を見るなと叱られました。
友だちに話したら、「夢オチかいっ!」と叱られました。

ペットが亡くなる夢を見る人って、多いようですね。

今日も元気にしっぽをふってこちらを見上げてくるクレが、
ただ生きていることに、深く感謝します。

2009年の犬の名前ランキングが出ましたね。


図らずも1位は…モモ!


あら、わたしと同じ名前。


さすがにないか、クレオパトラは…。


(うちの犬の名がクレオパトラなんです。)


第1位 モモ

第2位 チョコ

第3位 マロン

第4位 ナナ

〃  ハナ

〃  レオ

第7位 ココ

第8位 サクラ

第8位 ソラ

第10位 ココア

〃   リン

(『アイリスペットどっとコム/犬の名前ランキング大調査/
2009 結果発表』のホームページを参照)


チョコとかマロンとかココアとか。

これからの季節にぴったりですね。

じゅるり(あ、ヨダレが…)。

わたしがまだ中学生だった頃。


母がよく買ってきた物があります。


・・・国産高級牛肉。

(といっても少量ですが。)


何に使うのかといえば、焼くんです。


そして、「食べたい!ちょうだい!!!」と騒いでいる

わたしたち兄弟を尻目に、

母は全部あげてしまうんです、当時飼っていたマルチーズに。


わたしには、ひとつ上の兄と、ふたつ下の妹がいます。

3人とも歳が近い。育ち盛りです。


普段口にすることのない、おいしそうなお肉を

すべて犬に食べられてしまう、このせつなさ。


もしあのとき、「犬とわたしたち、どっちが大事なの?」と母に聞いたら、

母は迷わず答えたでしょう、「○」と。

(ああ、せつなさのあまり、つい伏字にしてしまいました。)



さて、このせつないエピソードを思い出すたびに

今のわたしは、また違ったせつなさで胸がいっぱいになります。


当時、家に父はいませんでした。


20年近く勤めてきた公務員を辞め、

「オレは坊さんになる」と文字通り出家して(家を出て)、

有名なお寺に修行に行っていたんです。


目の前には反抗期真っ只中の3人のこどもたち。


ひとり残された母の心中や、推して知るべし、です。


…わたしの味方は犬しかいない。


どこかでそう思っていたに違いありません。


その寂しさが、高いお肉を犬にあげるという

病んだ行動を生み出したのではないかと思います。


母の人生の中で、最も過酷だったあの時代。


娘として、母を一方的に苦しめるばかりで

何も理解してあげることができなかったその幼さに、

今になってぎゅっと胸をしめつけられる想いです。



さて、ここで


☆今回の教訓: 犬に人の食べ物は与えないほうがいい


「えっ?でも…国産高級牛肉…」と思うかもしれませんが、

あれは悪い例。


先代のマルチーズは、無知だったわたしたち家族から、

チョコやら、うまい棒やら、鳥の唐揚げやら、スルメやら、

(そして牛肉やら、)

好き放題人間の食べ物を与えられた結果、


8歳で寝たきりになり、

ぜえぜえと荒い呼吸を繰り返すようになりました。


そして9歳のとき、この世を去ってしまいました。


食事だけが原因とは言えませんが、

食事が短命の一因となったことは間違いないと思います。


反省したわたしたち。


2代目のクレには、人間の食べる物を一切与えていません。


そのせいか、前の犬より3年も長く生きているクレは、

今でも子犬のようにきらきらして、

走り回ったり飛び回ったりしています。


愛犬に、一日でも長く元気で生きていてほしい。

そう思うなら、犬にはなるべく

犬用の食事を与えるようにしてください。



さらにもうひとつ、

犬に人の食べ物を与えないほうがいい理由があります。


あなたが王様、女王様なら、犬はいわば騎士。


この主従関係があるからこそ、犬はあなたの言うことを聞くんです。


犬に人の食事を与えると、

犬は自分をあなたと同じ立場だと思い込みます。


そして、どんどんあなたの言うことを聞かない

わがままな存在になってしまいます。


王様は王様、騎士は騎士。


この境界線を守って、

お互いにいつでも信頼できる関係でいられるように。


犬には犬用の食事を与えることをおすすめします。


そのひとくちが、…謀反のもと。うふふ。


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こんにちは、白井ももです。



我が家のクレオパトラ(メス、12歳、通称“クレ”)はヨークシャテリア。



ヨークシャテリアといえば、


耳がピンと立っていて、小さくて、


高い声でキャンキャンと鳴くイメージがありますが、


うちのクレは一味違う。



まず、耳が垂れています。



クレの前に飼っていた犬がマルチーズで、


耳が垂れていたので、


クレの耳が垂れているのは、前の犬の呪いだと


家族みんなで思っています。



そして、クレはでかい。



普通のヨークシャテリア3匹分くらいの大きさがあります。



前のマルチーズがほとんどごはんを食べなかったのに、


今度来たクレはよく食べたので、


家族みんなでうれしくなって、


子犬のクレにせっせとごはんをあげたのが、


でっかくなった原因のようです。



隣の家のヨークシャテリアは小さいんです。


子犬だった頃、食事を制限して、大きくならないようにしたからだと


隣の家の方が言っていました。


そう、そして図体のでかいクレの鳴き声は


「わほっ!わほっわほっわほっ!」


・・・それでも乙女かいっ!!!


と突っ込みたくなるような、たくましさです。


そこがまたかわいい、犬バカなわたしたち。


あれは晩夏の夕暮れ、


クレと田んぼのあぜ道を散歩していたときのこと。



後ろ足を投げ出して、


おとなしく老夫婦の農作業を見守っている


コーギーに遭遇したことがあります。


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見た瞬間に恐怖を覚えて、ドキッとしました。


その犬が、リード(ひも)でつながれていなかったからです。



・・・クレに飛びかかって、噛みついてきたらどうしよう。


どうすれば最悪の状況でクレと自分の身を守ることができるか、


ぐるぐると考えをめぐらせました。



そんなわたしの心配をよそに、


クレはリードをぐいぐいひっぱって、


どんどんコーギーに近づいていきました。



くんくんとクレがコーギーのにおいをかげる位置まで来ても、


コーギーは吠えないし、振り向きもしませんでした。


・・・犬なのに、この反応の鈍さはおかしい。


そう思って、じっとコーギーを観察していたら、


作業していたおばあちゃんが、こちらに気づきました。


「後ろ足が麻痺しちゃって、動かんだわ。


若い頃は元気に駆けまわっとっただけど」


今年14歳になるそのコーギー。


おばあちゃんの声に応えるように、


尻尾をふりながら、前足だけで


わたしたちに向かって一生懸命這ってきました。



おばあちゃんのいうとおり、


後ろ足は二本とも身体からぶらさがっているだけでした。


それでも一生懸命わたしたちのところまで来てくれたのが


涙がこぼれるくらいうれしくて、せっせと頭をなでてきました。



今、一生懸命生きている命に、元気をもらった気分になりました。



・・・と、この話は美談で終わりますが、


☆今回の教訓:愛犬の外出にリードは必ず必要です。


リードはとても重要なアイテムです。


車や危険な場所から愛犬の身を守るために、


そして自分の愛犬が誰かに危害を加えるのを防ぐために、


愛犬の外出には欠かせません。


リードは心と体、そして命をつなぐ道具だと言うドッグトレーナーもいます。



リードの切れ目が命の切れ目。


絶対に切れず、あなたの愛犬の種類にあったリードを選んでください。           

こんにちは、白井ももです。


我が家には、今年12歳になるメスのヨークシャテリアがいます。


その名もつけにつけたり、クレオパトラ。


隣の犬の名がシーザーだったことに対抗意識を燃やした母が、


クレオパトラと命名しました。


気品漂うエジプト女王の名前を冠したこの犬は、



「クレ、待て!」


「クレ、まだごはんじゃないよ」


「クレちゃん、今日もかわいいね」


と、気品のカケラもなく、クレという略名で呼ばれています。


いっそ“呉”と漢字をあてたくなるような。



母に到っては、「おクレ」と、物欲しそうな呼び方をしています。



人前で自分の犬の名前を呼ぶのが、半端なく恥ずかしいです。



呼んでかわいいシンプルな名前を犬につけることって、


かなり大事なことだったんですね、実は。