only one
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2004-10-20

いつものように夜更かしをしていた。
いつものようにインターネットゲームをして時間を潰していた。

ラグナロクオンライン・・・

回線と回線が繋がる世界の中にある1つの世界。
その世界の住人として私は彼と出逢った。

1月25日深夜3時

ゲームの中での首都があって、そこを「プロンテラ」と言う
その街の南のフィールドに「臨時広場」と言う場所がある。
そこでは、パーティーを組んで一緒に狩りをする人を募集したりする
その中に彼は居た。
まだアコライトだった。
コロネットを装備した金髪の男の子キャラ。
私はプリでアコライトの上位職でウロウロしていた。
何となく、彼が気になって近くにチャットを作って座った。
チャットの題名は「暇だ~」だったと思う。
すぐに彼はチャットに入ってきた。
「暇なんですか?」っと話しかけてくれた。
暇ですよっと答えて、それから少し話をして彼と一緒に狩りに行く事になった。

私はアサシンを出して、彼のアコとパーティーを組んだ。
「ゲフェン」と言う街にあるダンジョンで狩りをした。
何度も死んだりしたけれど、それでも楽しかった。
何度も何度も死んで街に帰った。
「何時まで出来るの?」っと聞いた私に彼は「9時まで出来るよ」っと言った。
深夜3時から9時まで私と彼は色んな話をしながらゲームの中で遊び続けた。

「大学に行く支度をするからそろそろ清算してもいい?」
そう彼が言ったので街に戻り、モンスターが落としたアイテムを売りゼニーに変える。
その間も色んな話をした。音楽の話、バンドの話、大学の話、恋愛の話。
ほんとに色々話した。
私はギルドを持っていて当時は私1人だけのギルドにするつもりだった。
けれど、彼がそのギルドの名前を気に入ってくれて入りたいって言ってくれたから彼をギルドメンバーに招待した。

「また遊ぼうね」
そう言って彼はラクナロクの世界から消えた。
その後の寂しさを今も薄っすらと覚えている。
本当に楽しかった。彼と遊んだ事が。
「また会いたい」
そう思った。 今

思えば、あの日から私は彼が好きだったのかもしれない。