Ruby
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好きな人のために凛が頑張る☆



聡志の就職試験は順調みたい。

だから、凛とのデートはおあづけ状態よ。

でも凛は、仕事の休みを利用して

聡志のアパートまで行って料理を作ってあげるの。

でもね、凛は料理が得意ではないのよ・・・。

美樹は料理が上手だから

美樹が料理の先生って感じかな?

「美樹は剛君に何を作ってあげるの?」

「剛は肉が好きだから、肉中心でね!!

でも、野菜もたっぷりね」

「あ~なんか、剛君って肉が似合う~!!!

たくさん食べそうだしね」

「そうそう!食べ過ぎるから作る量は2人分じゃないんだよね。

ま~、食べ終わった後に必ずおいしいって言ってくれるから

作り甲斐はあるんだけど」

美樹ってば、剛君のことを話すときは、楽しそうね。

凛も同じなんだけどね~。

そう言えば・・・

「聡志のおいしいって言葉、聴いたことがないかも???」

って悲しそうな顔で凛が言うと

「聡志君は、照れ屋さんでしょ?

言いたくても言えないんじゃないの?」

「でも、言わせたい!!!

ホントにおいしくないかもしれないから

絶対料理が上手い女になる!!!」

って美樹に宣言しました!!!

女の子って、好きな人がいると

いろんな面で磨きがかかるよね~。

料理だって今までやったことがないのに

凛は聡志のために頑張ろうとしてるし。

絶対、聡志においしいって言わせて上げるから

待っててね、聡志!!!


聡志の就職試験勉強。



最近の聡志は、就職試験に頑張っていたの。

凛も、試験問題を一緒に解いてみる。

「凛は生物ならとくいなんだけどなぁ~」

「じゃ、凛が解いてみろよ」

て聡志が挑発的に言うもんだから

凛はむきになって解いてみた。

見事、正解~!!!

「凛、すごいなぁ~。見直したよ」

聡志に褒められて、上機嫌の凛。

「もっと褒めて~!!!」

って甘えてみたの。

そしたら、聡志は

「よ~しよ~し!!!」

て頭をぐしゃぐしゃにして、よしよしってしてくれたんだ。

凛は正直うれしかったけど

髪の毛がぐしゃぐしゃになちゃったから

「なんでそんなことするの!!!」

って怒ったの。

でもね、こんな小さなケンカでも

凛にとってはすごく幸せ・・・。

聡志の就職試験がうまくいきますように・・・

頑張れ!!!聡志!!!








お互いが成長し合える存在。



聡志の電話に勝手に出てしまって怒られた凛は反省して

聡志に謝ったの。

「この間はごめんね。凛は聡志との間に距離を感じてしまって

好きなのに、なんで他の人に紹介させたくないのかなって思ったんだ」

自分の思っていることを正直に話してみた。

「凛は私の彼氏だよ~とかって簡単に言えるかもしれないけど

俺はそれはできないよ。恥ずかしくてね。だから、凛を他の人に紹介したくないとか

そんな気持ちじゃないっていうことをわかって欲しいよ」

と、聡志も自分の気持ちを正直に話してくれた。

やっぱり、相手の気持ちを探り探りじゃだめだね。

こう思っているんじゃないかとか

思っているだけじゃ、分かり合えないからね。

凛は、こんな小さなケンカでも聡志に教えられることがいっぱい!

「聡志は凛にとって、お互いが成長していける存在だと勝手に思っているけど

聡志はどう?」

「俺だって、凛と一緒にいて教えられることいっぱいあるよ。

だから、凛が言っているように凛と一緒に成長していけたらいいよな」

きゃ~!!!

って、凛は聡志との愛を再確認してしまったわ~。

やっぱり、凛は聡志が好きだよ!!


聡志との距離。



凛が忙しく働いてる頃

聡志は就職試験に向けて勉強中。

陣中見舞いにと

聡志の部屋に行くと・・・

あれ?聡志・・・いない・・・。

留守中にご飯でも作ろうかと

準備をしていると

聡志の家の電話が鳴った。

凛は迷ったけど

聡志かもしれないって思って

電話にでちゃった。

「もしもし?」

って言って聡志の名前を言うのも

なんか違う気がして

それしか言わなかったの。

電話の相手が

「えっ?」

って驚いてしばらく沈黙・・・。

「聡志の電話ですよね?」

あれ~?女の子の声・・・。

これって樹里ちゃんじゃないの???

凛は少し戸惑いながらも

「あ~っ、今出かけていていませんけど」

樹里ちゃんて確信したあとも

凛は知らない振りして話し続けた。

「伝言しておきましょうか?」

「いえ、いいです」

って切れたの。

そのうちに

聡志が帰ってきて

樹里ちゃんから電話があったことを伝えたんだ。

「なんででるの?」

って聡志。

なんでって・・・。

「聡志かもしれないって思ったから」

「もう電話に出なくていいから」

って不機嫌そう。

「そんなに怒らなくてもいいじゃん!!!」

聡志は何も言わない。

何も言わないから

凛もいろいろ考えておかしくなりそうだった。

聡志はまだ樹里ちゃんのことが好きなの?

聡志は樹里ちゃんとどうなりたいって思ってるの?

聡志は凛のことどう思ってるの!!!

凛は涙目になってた。

「あのさ、電話の相手が誰であろうと怒るよ」

って聡志がやっと口を開いた。

樹里ちゃんのことはさておき

今度は聡志との間に距離を感じて・・・。

凛としては付き合ってるんだからいいじゃん!!

って思ってたの。

凛は聡志のすべてを共有したいと思ってたから。

聡志は

「もし、家族からだったらどうする」

と切り出してきた。

「それでも、付き合ってる凛ですって言うよ」

「ばか、それじゃだめだろ?

俺はまだ親に言ってないから」

「だからなんなの?

凛と付き合ってることを親に言えないなんて

どういうことなの?」

「まだ付き合って1年も経ってないんだから

早いだろ?」

・・・やっぱり。

聡志との距離を感じてしまう凛。

きっと

凛の方が思う気持ちが強すぎるんだろうな。

付き合って日が浅くても

親に言うくらいなんなのよ!!!

凛はその夜はずーっと不機嫌で

聡志があやそうが何しようが

ふんっ!!!

ってしてたんだ。

次の日、美樹にそのことを話したら

「男の人はそんなもんだよ。

特に聡志君は男友達の間でも

恋愛話とかしないみたいだよ。

そんな人がさ、親に恋愛の話する?

女の子ならまだしも

男の子だよ?

もし、聡志君が親に言ってたら

そっちの方が気持ち悪いね。

マザコン、ファザコンって感じよ」

確かに、美樹の言うとおり。

凛は自分のことになると

冷静でいられなくなる。

今日、聡志に謝っておこう。


凛は聡志の操り人形?





聡志と凛が付き合い始めて



半年が過ぎた。。。



もう、凛の気持ちは揺るがない!!!



だって、聡志のことが好きで好きで



しょうがないんだもん。。。



最近の凛は少しずつ



聡志に本当の自分を見せ始めてるんだ~。



なんか、聡志といると落ち着くというか



飾らない、ありのままの自分でいられる。



最近は喧嘩にならない喧嘩をしてる。



・・・どういう意味か分からないね。



例えば



凛がすねて怒ったとしても



聡志は



「どうした~?



そんなに怒らないっ!!!」



って笑顔で凛に言うの。



聡志の笑顔を見てたら



怒ってる自分が馬鹿らしくなっちゃってね。



時々、凛は聡志に泳がされてる~



とか思うけど、、、



「怒ってる凛はかわいいなぁ~」



なんて追い討ちをかけるもんだから



怒れなくなっちゃうの。



それに、よしよしって



頭をなでてくれるから



なんでこんなちっちゃいことで



怒ってるの?凛は・・・?



ってなるの。



この間は



夕食を作ってるときに



「おいしくつくれるかな~?」



て聡志が言うもんだから



「どうせ、凛の作った料理は



おいしくないもん!!!



もう作らない!!!」



って凛は、途中で料理するのをやめちゃった。



聡志は作りかけの凛の料理を味見して



「おいしいよ!!!



凛も味見してみて!!!



俺も手伝うからね、よしよし!!!」



って頭をなでなでしてくれたの。



凛は単純だから



すぐに上機嫌になっちゃったの。。。



聡志ってすごいな。



凛は聡志の操り人形か?



って時々思うよ。。。





豪君は縁の下の力持ち?





美樹にはしばらくの間



聡志とのことを内緒にしていたから



久しぶりに食事したときに告白したんだ~。



「美樹~。私ね、聡志と付き合ってるんだ~」



多分、凛の顔はデレデレだったと思う。。。



「はぁ~?いつのまに?



それって豪も知らないよね?」



「聡志が豪君に言ってなかったら



知らないと思うけど」



「あんた、いつの間に呼び捨てになっちゃってる訳~?」



「いつの間になんだよ、ほんとに。



最初はエッチから始まっちゃったから



勇のときと同じだ!!!って思ったけど



勇気を出して聞いてみたら」



って凛がちょっと溜めて言うと



「聞いてみたら?どうなったのよ」



「俺はめちゃめちゃ付き合ってると思うよ!!!



って言って合鍵を渡してくれた」



「えぇ~!!!



ホントいつの間にだね~!!!



って言うか、聡志君もやるね~」



「エッチからって言うのが



私的には引っかかってたんだけどね」



「それは、私でも引っかかると思うわ。



でもよかったね~凛が聡志君と付き合えるなんて



私もうれしくって仕方がないよ~。



じゃぁ、凛と聡志君にかんぱ~い!!!」



っていつもの陽気な美樹。



「男の人って、恋愛の話なんてしないから



多分、聡志君は豪に言ってないんだろうね~。



豪に連絡しとくね。



実はさ、豪が聡志君に凛のいい所を



いっぱい話してくれてたんだよ!!!」



「私のいいところって、何を話したんだろう?」



「凛は、世話好きでいい嫁さんになるよ



みたいな事じゃないの~?」



「え~!!!



そんなにハードル上げられたら



いつも世話を焼いておかなきゃいけないじゃな~い」



「何言ってるの。



豪に感謝しなさいよ~



付き合うことになったんだから」



そうだね、豪君に感謝しなきゃだね。



凛の知らないところで



頑張ってくれたんだから・・・。



今度会ったら、お礼しなきゃ。





初めての未来の話。。。

今日は聡志との久しぶりのデート。


「凛、どこ行きたい?」

「凛は、お台場に行きたい!!!」


お台場といえば

最近話題のデートスポット。


「じゃ、お台場でね」

って言う聡志だけど

聡志はデートに関しては全く

計画性がないの。。。


「じゃ、て具体的にどこを回って

どこに行くかって決めてくれるの?」


凛はちょっと怒ったように言ってみた。


「それは凛に任せる。

だって男の人はそういうの不得意だから」


やっぱりね・・・。

でも、聡志だから許す!!!


確かに・・・。

男の人ってデートプランを考えるのが

不得意だよね~。


ってことで

臨海公園から水上バスに乗って

東京ビックサイトに寄って

お台場に行ってみた。


楽しかった~。

ただ、お台場は海辺ということもあって

寒かったけど・・・。


お台場と言えば???


フジテレビ~。

で、展望台に登ったり

近くの景色を楽しんだよ。


帰りは二人でボーリング~!

勝負はもちろん、聡志の勝ち!!!


帰る途中に

初めて未来の話をしたよ。


「ねぇ、聡志?聡志は結婚したら

奥さんには仕事をしてて欲しい?」


「そうだな~。俺は、家にいて欲しいな」


「なんで?」


「家事とか結構大変だから。今一人暮らしで

お母さんのありがたみがわかる。

お母さんは働いてるのに、よく頑張ってたなって。

奥さんには苦労をさせたくないし、俺が稼いでやる!!

俺について来い!!みたいな感じかな」


普通の人なら

こんなことを言う男の子に対して

反感を買うだろうな。。。

俺が食わせてやってるんだから

文句を言うな!!

って感じになるんじゃないかってね。


凛は九州男児のお父さんを見てきたから

将来、こんな家庭を作るんだろうなって思ってた。


そう、俺について来い!!!

かっこよくない???


でも、凛は嬉しいのを隠しつつ

現実的な話をしたの。

聡志と結婚したらって前提でね。


「凛は、仕事は続けたいと思う。

あのね、女の子って化粧品とか

結構お金がかかるもんなのよ。

自分で使うものは、自分で働いて

買いたい。

だんなさんには、負担をかけたくないからね。

あと、家にずっと独りでいたら

頭が変になりそうだもん」


聡志はふ~んって顔で聞いてたけど


「ま、その時になって考えればいい。

俺は働いて欲しくないけどね」


て釘を刺したんだ。


・・・?

あれ???


聡志も凛と結婚する前提で

その話をしてるの?


一人でニヤニヤしてた凛だけど

そのことは、聡志には追求しなかったよ。





勇との決別。

相変わらず、聡志も凛も

お大忙し!!!


そんな中、聡志が凛のとこに

会いに来てくれたんだ~。


「凛、寂しい思いをさせてごめんね」

「寂しくなかったよ~」

って凛は強がって言っちゃった。

「お茶入れるから待っててね~」

って凛は台所へ。

聡志はテレビを見ながら

お茶が入るのを待ってる。

そしてテーブルの上に無造作に置かれた

請求書なんかを見ていた。


「凛?これ何?市外局番が福岡じゃん」

あら?あれ?

もしかして、勇に電話したときの?

電話局の請求書には

その月に電話をかけた局番が記載してあったの!!!

凛は嘘をつけなくて・・・。

「もしかして、勇君に電話したとか?」

「・・・うん。ごめん」

「なんで電話したの?寂しかったからか?」

「誰かと話したいなって、でも聡志は連絡取れなくて」


そう言ったとき、聡志は凛を優しく抱きしめてくれたんだ。

怒るわけでもなく・・・。

「聡志は寂しくないの?樹里ちゃんとのこと忘れた?」

どうしてそんなことを言っちゃったのか

凛も分からないけど、聡志は優しく言ったの。


「そりゃ、長い付き合いだったから、忘れるわけないでしょ。

ただ、どうしてるかなって思うことはあるけど、電話はしない。

今は、凛が好きだから。

正直、ああ~こういうとき、樹里はこうしてたなとか

凛と樹里を比べるときもある。

だから、凛一人を責めることはできない。

凛と俺は、まだ付き合って4ヶ月だろ?

二人でいる時間が長ければ長いほど

お互いが、かけがいのない存在になるって

凛とならそうなれるって俺は思ってるよ」


聡志も凛と樹里ちゃんのことで揺れてたんだな・・・。

凛も聡志と勇の間で揺れてたんだ。


こんなに真剣に考えてくれてる聡志。。。

なんか、聡志と凛は似たもの同士???


お互いが、かけがえのない存在になる・・・。


凛も

聡志とならそうなれるような気がする!!!


今度こそ、さようなら勇!!!




昔の好きな人

凛は急に仕事が忙しくなっちゃって

聡志は1浪して、大学4年だから

就活に大忙し。。。


こんな感じだから

聡志も凛も会いたくても会えない状況。


電話もつながらないことが多いの。

そんな時に思い出しちゃったのが

勇のこと・・・。


どうしようか迷ったけど

ついつい電話しちゃった。。。


「勇?元気?凛だけど」

「ああ、どうした?」


ホントは大学卒業して就職はどうなった?とか

仕事はどうなの?とか

・・・彼女とはどうなの?・・・とか。

聞きたいことはたくさんあったのに


勇の、どこか冷たい反応に

何を話していいか分からなくなって・・・


「私ね、彼氏できたよ」

「良かったね」


・・・話が続かない。


良かったねとしか言わない勇。

私に興味があるなら

どんな彼氏?とか聞いてくるよね???

何も返さないって言うのは

やっぱり私のことは

もうどうでもいいよってことなんだね。


なんだか

言いようもない寂しさに打ちひしがれた凛なのでした。。。


そして

電話してしまったことに後悔。

寂しいからって、昔の好きな人に電話するなんて

ホントにどうかしてるよ、凛は!!!


揺れる想い。

聡志君が凛と

「めちゃめちゃ付き合ってると思うよ」

と言ってくれてから


3ヶ月が過ぎた頃。


「聡志君じゃなくって

他の呼び方ってないかな?

なんて呼ばれたい?」


女の子が聞きそうなことだけどね。

聡志君って呼び方は

どことなく、距離感があるって言うか・・・。

なんか不自然なんだよね。

凛的には。


「聡志でいいよ。凛ちゃんは何て呼ばれたい?」


「私は、、、凛でいいよ!」


「じゃぁ凛、こっちおいで」

と凛を自分の隣に呼び寄せる聡志。。。


夜になると

凛を抱きしめながら寝る聡志。

でもね、いっつも凛が先に寝ちゃうんだ~。


今日は聡志はお疲れの様子で

凛より先に寝ちゃった!!!


聡志の寝顔ってかわいい!!!


って思ってたら凛もウトウト・・・。


聡志がきつく抱きしめているから

身動き取れなくて、苦しい・・・。

寝返りをうとうとすると・・・?

聡志がさらに強く抱きしめてくるの!!!


まるで、俺の傍を離れるな!!!

みたいにね。。。


凛はこんなに幸せでいいのかな?

ホント、毎日が楽しくて楽しくて。


嬉しすぎて父親からの久しぶりの電話に

「凛、彼氏できたよ!!!」

って言っちゃった。

「23にもなるんだから、彼氏できて当たり前だろ」

と父親。


厳しい父親だから

こんな言葉が返ってくることは

なんとなく分かっていたけど・・・。


ホントにホントに

凛は幸せです~!!!


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