皆さんこんにちは
㈱ くるみのもり 広報担当
言語聴覚士のあっちーこと中山敦子です
今日はブログ訪問して頂き有難うございます
こちらのブログではオンライン言語リハ くるみのもりの活動紹介したり、高次脳機能障害・失語症・構音障害でお悩みの当事者の方、ご家族様、支援されている専門職の皆様に向けて為になる情報を配信しているのでよろしければフォローの方お願い致します
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@achiflyinthesky
先日の中秋の名月は8年ぶりの満月とかで
テレビでも何度も放送されていましたね
私も家族と一緒にとてもきれいなお月様が見れて
いつもより多めに
「きれいだね~」
「お月様ありがと~」
とか言って
お月見を満喫しました
そして今日9月23日は
秋分の日
先祖を敬い、亡くなった人々をしのぶ日
ですね
ということで今日も今は亡き
脳梗塞・高次脳機能障害・失語症・右麻痺
の身体で14年間生きた
享年62歳のちちの話をしたいと思います
以前も紹介しましたが私が小学校4年生の時に
脳梗塞で倒れた父
詳しくはこちらのブログ
病気をしてから
コロリと心臓発作でなくなるまで
それはそれは気分の浮き沈みや
体調の変化や
いろいろありました
言葉が全くでない重度失語症でもあったので
自分の思いを
言うことも書くことも伝えることも
出来ない辛い日々
家族として
「あぁ、つらいおもいをしているんだろうな」
「今きっとみじめな気分なんだろうな」
そんなことは察していましたが
本人にしかわからない何とも言えない気持ちが
ぐるぐると頭の中を
まわっていたんだとろうと思います
あれは確か私が小学6年生くらいの時
学校から帰ると父がいなくて
リハビリも兼ねて散歩にでも行ってるのかなと思いました
いつも行く散歩の時間と違うので
まだ帰ってこないのは変だなぁと思ってたんです
確か秋が深まって寒くなってきたころだったかな
夕方日が落ちる前に帰ってきたんですが
「おかえりー遅かったねー」
と玄関に行ってみてびっくり
なななんと、腰のベルトの穴のところに
包丁を刺していて
途中で転んだのかズボンや上着に
沢山落ち葉がくっついていたのです
そして帰宅後一言
「し、しね、なかった」
小6の私には本当に衝撃的で
今でも忘れられない思い出なのですが
その時に
「あ、本当に死にたくなるほど辛いんだ」
と父の感じている絶望感を
肌で感じた瞬間でもありました
「そんなこと言ってもしょうがないでしょ!死んだって意味ないよ」
泣き出しそうな父の顔を見て
確かそんなことを大声で言い返したのを覚えています
それから少しだけ、父が散歩に行く度に
またやるんじゃないかと心配しましたが
幸いその後は自殺未遂事件は起きませんでした
私はたまにリハビリ担当をしている方にこの事件の話を
することがあります
そうするとほとんどの方が
「私も…」
という反応をされるんですよね
で、その話をした後
「そんな気持ち、なっちゃいますよね~!!!」
と深く頷き共感するんです
めっちゃくちゃ暗い話だから話す人を選びますが
「それ、普通ですからね、全然悪くないですから」
「そう思って当然だと思います、辛いんですよね」
とその思いを受け止めるようにしています
だって父が同じだったもん。ってね
そして、その後さらに
「でも辛い辛い言っているだけだと
人生もっと面白くなくなっちゃうから・・・」
「今できる事(リハビリ)をとにかく続けましょう」
「リハビリもしたくないなら気分転換しましょう」
と0.1歩でも0.001歩でも明るい方向に進むように
患者さんの背中を押す気持ちで
向き合うようにしています
本当に自殺するのは絶対ダメだけど
死にたくなるのは仕方ない
たとえ不自由な体になっても
楽しむ気持ちや
嬉しいさを感じられる
自由な心に目を向けて
人生を全うしてほしいです
あともうひとつ思うこと
障害がある父の娘としての
有難い経験があるお陰で私は
脳梗塞をはじめとする
脳の病気や事故の後遺症
その他
仕事をしていると出会う
様々な病気の方々には
本当に計り知れない辛い気持ちが
あるんだろうなと
想像することができます
が、
病気のこと、障害のことを知らない人たち
近所の人やコンビニの店員さんや
無邪気に遊ぶ子供達などは
そんなこと知りもしないでしょうね
言語聴覚士として
患者さんにリハビリを提供しつつ
担当している患者さんのご家族
そして少し広げて
住んでいる地域の皆さん
そしてさらに広げて
ブログを読んでくれる皆さんに
こういう話を広めていきたい
だって障害について知っている
コンビニの店員さんが増えたら
絶対世界は変わりますよね
私は社会全体がもっとやさしくなって
体が強いから良い、弱いからダメ。
お金をたくさん稼ぐ人が勝ち、そうでない人は負け。
みたいなわかりやすいけど愛のない考え方は
もう卒業して
一人一人の尊い命が輝き合うような
世界になってくれるといいなと思っています
障害を抱えた人も
そうでない人も
自分のことだけを考えるのではなくて
お互いに能力の違いを認めつつ
お互いに足りないところを補い合って
なんでもまぁるく収まるような
まぁるい社会
絶対そこを目指したいです
綺麗ごとばかり言うと
「何もわかっていないバカ」と誰かに怒られそうですが
理想を語るのは自由ですし
そう思いながら
自分のできる事を続けていけば
明るい未来に向かって
0.001歩でも前に進みますよね
あ、思いついたのですが
障害に関係なく
誰でも人生というリハビリを
毎日頑張っているのかもしれせんね
私も社会をよりよくするために
リハビリを頑張らねば~~~
話がまとまりませんが
今日はここまでとします
ブログを最後まで読んでくれた方の
心が明るくなりますように
ではまた次の記事で~
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