三峰健一郎のブログ
徒然草 No.606 花びらは葉っぱ??? と「原爆詩集」
百合の花が咲いていた。
何かのストレスがかかったのか?
成長を見守っていたところ、花びらがだんだんと緑色になり、しかも尖り出した。しばらくそのままに放置していたら、今回のように百合の白い花びらがなくなって、葉っぱのような奇妙な花が咲いている。この後どうなるのだろうか?
台風10号が来る予報なので画像を撮っておくことにした。
八重のどくだみの花びらも緑色していたことを思い出した。
花の花びらは「葉っぱ」の変形なのだと。
「はは〜ん、花びらって葉っぱの変形なのかもしれないなぁ……」
と、改めて百合を見つけると、そんな気がしないでもないなぁ……
峠三吉の「原爆詩集」を読み始めた。
なかなか読み進めない。
こんな詩があった。
<仮包帯所にて>
あなたたち
泣いても涙のでどころのない
わめいても言葉になる唇のない
もがこうにもつかむ手指の皮膚のない
あなたたち
(詩はまだ続くのだが……読み進められない……だが、書かねば……)
血とあぶら汗と琳派液とにまみれた四肢をばたつかせ
糸のように塞いだ眼をしろく光らせ
あおぶくれた腹にわずかに下着のゴム紐だけを止め
恥ずかしいところさえはじることをできなくさせられたあなたたち
ああみんなさきほどまでは愛らしい
女学生だったことを
たれがほんとうと思えよう
(以下略)
(ああ、なんとかここまで書いた……だが、脳裏に女学生の姿が焼き付き、書き進められない……「原爆詩集」のP26の途中で断念してしまった……どうぞ、刺繍を手に読み続けてください……合掌…………)