犬は、サイレンの音などに合わせて遠吠えすることがあります。


サイレンの音って音の強弱がオオカミの遠吠えに酷似している
ので、本来の犬の中のオオカミの血が騒ぎだすのかもしれません。



例えば、愛犬が遠吠えを始めると飼い主が口を押さえに愛犬の
所まで行って吠えないようにするという行為は、逆に吠えると
飼い主がやってきて構ってもらえると愛犬が覚え込むことから
逆効果と考えられます。



ですので、まず、吠えても絶対に声をかけない、愛犬の元へ
行かないでひたすら無視を続ける。

そして、吠え終わったら
撫でてやるのが良いでしょう。


室外で愛犬を飼っている場合、ご近所への配慮を考えると
夜だけでも玄関に入れるのも手段の一つです。


玄関のたたきに犬を居れ、それより中へ入れないように柵をします。
室内だと無駄吠えも減るかもしれませんし、吠えた場合でも、
当然、ドアがある分、外部には響きにくくなります。



また、吠え終わった後に、すぐに褒めてあげれますので一石二鳥
だと思います。



それ以外にも、昼間の間に、愛犬が疲れるてしまうほど遊んで
あげていると、夜はスッキリと寝るかもしれません。


基本的に、犬は10時間ほど寝る生き物なんですよ。



なかなか、この種の無駄吠えをしつけるのも大変ですが、辛抱強く
根気との勝負です。
愛犬の無駄吠えを防ぐために基本となるのは、飼い主が
リーダーシップを発揮し、なおその上で愛犬を家族の中で
最下位の順位に置くことです。


本来、犬には、中でも特に雄犬には、犬特有の持って生ま
れた性質から、自分がトップでありたいという欲望が
高まる時期があります。


そういった時期に”要求吠え”が見られるようになりますが、
飼い主さんはそれに動じてダメです。



飼い主が愛犬の要求吠えに対して相手をしてしまうと
その行為はさらにひどくなり、それまでの愛犬との上下関係
にまで多少の変化をきたすことになり兼ねません。



本来なら群れを作って生きている野生の犬は、群れの仲間
から疎外されることを嫌います。



私たち人間とペットとして
暮らす犬も、これと同様に、家族から相手にしてもらえない
ことはかなり強いストレスになりますので、普段の吠え方
とは明らかに違うような”要求吠え”と受けとれる場合は、
愛犬を一喝し、その後は相手にしないで無視をし続ける
ことが無駄吠えを防止するにはベストです。



そして、愛犬が成犬にまで成長し「いけない」という言葉
の意味をきちんと聞き分けられるようになっていれば、
飼い主の一喝だけで無駄吠えが止まるように訓練することも
可能になるでしょう。