1月15日、お正月に使った縁起物や
書き初めなどを炊き上げる行事を
私の住んでいる地域では、
「とんど祭り」といいます。
家の近くの神社や
公園でも行われていました。
もともとは
平安時代の
宮中行事が
一般にも広まったそうですが、
炎の力で
穢れを清め
五穀豊穣や商売繁盛、家内安全、無病息災を
祈る意味もあります。
お正月最後の行事でもあり、
ちょっとした楽しみでもあります。
ですが、
いろいろな事情があるのか、
行われなくなってきているところが
増えてきている様です。
いつも通りに出来ると思っていた事が
出来なかったり
制約が増えたり。
近隣への配慮も必要です。
持って行った
しめ飾りは
そのまま炊き上げることが出来ません。
例えば、
ダイダイ。
(多分、水分が多いからでしょうか)
勿論、プラスチック製の飾り、
針金、
色付きの水引。
これらは全て外さないといけません。
とんどで炊き上げ出来るのは天然素材の藁、
紙ぐらいです。
よく考えれば、
当たり前の事なのですが、
お正月の縁起物も、
姿よく見せるために、
多くの工業的な素材を使っていることに
気付かされます。
しめ飾りを作る時、
天然素材の物を利用する様に
気をつけようと思います。
伝統行事を続ける為に
小さいことかもしれませんが、
配慮しなくてはいけないですね。