実体験がなければ、そのような内容は書けない。倫理的でない内容を小説にしようとすれば、その体験がなければ書けるものではないと思う。
小説家・芸術家・芸能人は、倫理的でないものをテーマとして扱うことが多い。殺人をテーマとして扱うからと言って、殺人体験ということだけは無理がある。殺人者が、悔い改めてその体験を小説にしたと言っても、そのような小説は気味が悪く読む気にならない。常識的な生活と体験の中からセンセーショナルな話題となるような小説が生まれると思えない。ベストセラー作家は、小説を書くにあたって、膨大な取材活動と資料をもとにしているという話を聞く。表現する文章が、読者を惹きつける背景となっているのだろう。