「離婚なんて予想外だった!まさか妻にあそこまで嫌われていたなんて!夫婦関係はうまくいっていると思っていたのに!」


——離婚届を突きつけられたとき、多くの男性が決まって口にするセリフだ。


20〜30代では離婚を切り出すのは男性が多い。けれど30代以降になると、その流れは見事なほどひっくり返る。


若い頃の女性は、壊れかけた結婚をなんとか繋ぎ止めようと必死になる。

でも30代に入る頃には気づくのだ。「この人の機嫌に振り回される人生、もういらない」と。


その結果、女性は“我慢”ではなく“静かな自由”を選び始める。


ある研究では、2030年には離婚の約70%が女性からになるとも言われている。


それでもきっと、同じセリフは繰り返される。

「離婚なんて予想してなかった」と。


見えていなかったんじゃない。

見ようとしていなかっただけだ。


その間に、隣にいたはずのパートナーは、静かにすり減り、心も体も限界を迎えていたのに。


今でも家事の84%は女性が担っている。

フルタイムで働いていようが、子どもがいようが、その数字はほとんど変わらない。



つまり、多くの女性は“仕事+家事+育児”を当たり前のように背負っている。

一方で、それを“手伝っているつもり”の男性がいまだに多いのだから驚きだ。


私もかつて、肉体的にハードなフルタイムの仕事をしながら、家のことをすべて一人で回していた時期がある。

正直、人生で一番地獄だった。笑


当時、職場の女性たちは口を揃えて言っていた。

「うちの夫?何もしないよ。今はキャリアに集中したいから我慢してるだけ。定年になったら離婚するつもり。」


一方で男性の同僚たちは?

「家のこと?やってないよ」

——と、悪びれることもなくあっさり認めていた。


家事や料理は、すでに立派なフルタイム労働だ。


2026年にもなって、それにまだ気づいていないのだとしたら——

問題は“気づかなかったこと”じゃない。

気づく気がなかったことだ。