現地時間2月18日、フロリダ州ウインターヘブンでインディアンスのバッテリー陣がキャンプを開始した。

NPBでは2月1日に全球団全選手一斉にキャンプインするのが慣わしだが、MLBでは球団によって、また投手・捕手組と野手組でもキャンプインする日程が違う。


参加する選手は全部で70名程度、そのうち投手は約40名。

そして開幕時の投手枠は12名。


尚、この時のインディアンスの監督は多田野がアクロンにいた時、監督だった人のよう。

一緒に優勝を経験した仲で、多田野のことは良く知っていたはずです。



↓以下、当時の記事


米大リーグ、インディアンスの多田野数人投手(25)が4年目のキャンプを 迎えている。

今季は、メジャー定着を狙う大切なシーズンになる。

「昨年はオープン戦で結果を残せなくて失敗した。今年はメジャー定着につながるようアピールしたい」

一昨年はメジャーで先発を含む14試合に 登板しながら、昨年はわずか1試合。失敗を繰り返さないように、オフは日本でしっかり練習を重ね、万全の状態で戻ってきた。

昨年の不振は、自分のスタイルを見失ったのが原因。

「球速にこだわりすぎてコントロールが雑になった。持ち味の制球力を高めていきたい」

と反省し、本来の投球の復活を目指している。

とはいえ、既に先発枠は埋まり、中継ぎも最後の1枠を数人で争っている。
オープン戦の結果がすべてを左右する。

「3月にピークを持っていけるように準備してきた」

2度の打撃練習登板をこなした後、オープン戦に臨む。

http://www.major.jp/news/news20060223-12568.html


【ウインターヘブン25日】
フリー打撃で打撃投手を務める場合、クリーブランド・インディアンスのほとんどの投手が、安全のため自らの前に打球よけのネットを置く。

しかし今季開幕ベンチ入りを狙う多田野数人投手は、このネットを使用しない。

 保護ネットを利用しない理由は、多田野によると、このキャンプの早い時期に反射神経の確認を取っているのでなく、ネットが気になり球離れが不安定になることを避けるためだという。
無防備で打者の打球と真正面で向き合う多田野は「(打球に)気をつけなければいけない」 と語っている。

http://major.jp/news/news20060226-12630.html


オフにかなりの補強をし、若手投手陣も有望株が多かったインディアンス、競争はとても熾烈だった模様。

日本では「どこかもっと投手陣の手薄な球団に移籍した方が良いのでは」との声も出ていた。



MLBではキャンプの期間も日本より大分短く、2月の終わりにはもうオープン戦が始まる。

現地時間3月1日、紅白戦に登板し、1回を1安打1失点。


2日、アストロズとのオープン戦。

5-2とリードした9回から登板、1回2奪三振、無得点に抑え、セーブを挙げた。