3A降格直後の7月5日、ロチェスター戦に先発。

5回5失点で4敗目を喫する。


9日、またもロチェスター戦に今度は2番手として登板。

6回1死満塁の場面で登場。

先頭打者に犠牲フライを打たれ、次打者にもタイムリーを浴びるなどしてこの回2失点。

2/3回 被安打2 四球1 失点2(自責1)



しかし16日、インディアンスは多田野の今季2度目のメジャー昇格を発表。

これは、マット・ミラー投手の15日間のDL入りの為。


クリーブランド入りした16日、W・ソックス戦で今季のメジャー初登板を果たす。

4回 被安打4 死四球0 奪三振1 失点1(自責1)の好投を見せる。

井口はこの日出場機会が無く、日本人対決はならなかった。


しかしこの日、当時W・ソックスに在籍していた高津が9回から3番手で登板。

連続四球の後タイムリーを浴びるなどして3失点を喫するが、W・ソックスは7-5で逃げ切る。


以下、当時の記事↓


雨にも風にも負けない 多田野、2年目の初登板
 ttp://www.major.jp/news/news20050717-8742.html

 4点リードされた6回に多田野の名前がコールされた。
「今回も登板できないかもしれなかった。チャンスはしっかりものにしたい」

 メジャー2年目の今季、ここまで登板機会に恵まれなかった。
大リーグのキャンプに参加したが開幕には残れず、ようやく3日に初昇格したが、翌日には再び3A行きを命じられた。

 7回から雨が降り始め、9回に入る直前には30分も中断した。「雨が降ろうと風が強かろうと、そういう場面でしか登板できない。その中で結果を残すしかない」
強い気持ちで4回を投げ切った。

 再昇格を告げられたのは前日のナイター終了後だった。
深夜零時すぎ、遠征先のトレドからタクシーに飛び乗り、同じ州内のクリーブランドに着いたのは午前4時近く。
ほとんど眠れないまま迎えたデーゲームだった。
「でも、これからゆっくり眠れますから」。
心地よい疲労感に笑顔がのぞいた。(クリーブランド共同)



しかし翌17日、バファローへの再降格が告げられた。

尚、このシーズン多田野はメジャー契約を結んでいたため、シーズン中マイナーに落とせる回数は3回までと規則で決まっていた。
この昇格で2回目になるので、もうこの時点で次回の昇格は厳しいかもしれないと言う見方もちらほらあった。