この日の練習曲は、
福田隆作曲『神秘』
つーパパ作曲『狼』
2曲でした!!!
『神秘』は、ティンパニ奏者が作った曲のため、
ものすごく、複雑です。
三連符の中の、八分音符単位で、各パートの掛け合いが入り、
完璧に流れて初めて、聴いてる方が、『あ、あってるんだ。』
と思うくらいです。
高校生、覚えるだけで、大変。
少しずつ、やっていこうね。
張り詰めた『間』。題名です。
『狼』という曲を、アレンジして、
一人ひとりの、ソロを入れるという、
子供のコンクールでは、普通やらないことに、挑戦しています。
ソロの前に、違う太鼓を叩くために、移動します。
一人ひとり、ばちで、気を切るように、ばちをあげます。
それから移動、構え、ソロ。
その間は、わずかな伴奏の中、
ソロ奏者は、歩みます。
太鼓は、叩かないんです。音はありません。
そこにあるのは、『間』。
お客さんに見せるもの、太鼓に見せるものは『間』なんです。
つまり、音が『無い』ではなく、間が『在る』ということ。
日本文化の真髄ではないかと、思っています。
空間的、時間的な無を見ること・・・。
見せること・・・・。
それが、本当の意味で、出来るようになれば、
たった一つの音で、全てを伝えられる。。。。
それが、夢、理想です。
この子たちが、それを、見ようと、感じようと、表現しようと、
してくれることを、心から祈っています。
表現する言葉が、存在しないので、言葉では、伝えられないですから・・・・。
エーテル理論というのがあります。
宇宙は真空で、何も『無い』と考えると、絶対、質量が足りないのです。
そこは、エーテルという物質で満たされている、という説です。
私たちの周りも、エーテルで満たされている・・・。というのです。
一説ですから、間違いかも知れません。
しかし、日本の文化、全てにおいて、目に映る、耳に聞こえるもの以外に、
その空間に満ち満ちている、はりつめた、強大な『エネルギー』を、
『間』と呼んだに違いないと思います。
これが、表現できるか、見えるか、感じれるか。
その資格を、得るために、精進したい。。。。。
太鼓の話が宇宙まで、飛びました。
私にとって大きな一歩です。
和太鼓教室おんがくの森代表・坂本新吾
メール ongakunomori1978@gmail.com
電話 08033760407