瀬戸内寂聴 幸せを呼ぶ一日一訓

瀬戸内寂聴 幸せを呼ぶ一日一訓

ヘタな哲学より寂聴さんの教え!
女性に大人気だった瀬戸内寂聴さんの教えを杜人が
分かりやすく短く解説します。ぜひ人生に役立てて下さい!

煩悩(欲望)は悪いことじゃない

 

生前女性に大人気だった瀬戸内寂聴さん

 

 

<30日目>

瀬戸内寂聴さんの
「煩悩(欲望)は悪いことじゃない」
 

という言葉は、彼女の人生観と仏教理解の核心に触れる、とても深いメッセージなんですね。

 

寂聴さんは、欲望を否定してしまうと人間らしさそのものが失われる、と考えていました。
食べたい、愛したい、認められたい、創りたい……!
 

こうした欲望があるからこそ、人は動き、成長し、他者と関わり、人生を形づくると寂聴さんは言います。

 

仏教には
「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」
という教えがあります。

 

これは、煩悩を消し去るのではなく、
煩悩をきっかけにして悟りへ向かう
という考え方。

 

寂聴さんはこの教えを、現代の人が理解しやすい言葉で語っていました。

 

欲望を「悪」と決めつけて抑え込むと、かえって苦しみが増えます。
 

寂聴さんは、欲望を持つ自分を責めるのではなく、
 

「ああ、私はこういう人間なんだ」と受け入れることが大切!
 

と、言ってました。

受け入れることで、初めて欲望に振り回されずに扱えるようになるのです。

 

彼女は若い頃から恋愛、文学への情熱、名誉欲など、さまざまな煩悩を抱えながら生きてきました。
 

その経験があるからこそ、
「煩悩を持つ自分を責めなくていい」
という言葉に重みがあるわけです。

 

杜人

 

 

H なことは健康にいいのよ

生前女性に大人気だった瀬戸内寂聴さん

 

 

<29日目>

 

 

寂聴さんがよく語っていた「H なことは健康にいいのよ」という言葉には、彼女らしいユーモアと人生観が詰まっています。


ここでいう 「H」 は、単に性的な意味だけではなく、「人が生きるうえでの喜び」「心と体が開放されること」「愛情やスキンシップの大切さ」といった、もっと広い生命力の話として語られることが多いようです。

 

人は喜びを感じると心が柔らかくなる
彼女は「喜びは生きる力になる」と繰り返し語っていました。

 

愛情や触れ合いは心身の健康に良い
科学的にも、スキンシップや親密さはストレスを下げ、安心感を高めることが知られています。

 

恥じるより、自然なこととして受け入れる
寂聴さんはタブーを笑い飛ばし、人間らしさを肯定する姿勢を大切にしていました。

 

つまり彼女の言葉は、
「生きる喜びを大切にしなさい。心が閉じてしまうより、愛情や楽しさを素直に受け取るほうが健康にいいのよ」
というメッセージだと思います。

 

 

杜人

 

 

渇愛はいけません

生前女性に大人気だった瀬戸内寂聴さん

 

 

<28日目>

 

瀬戸内寂聴さんは「渇愛はいけません」と言います。

そこにはとても深い仏教的な意味があります

 

 

仏教でいう「渇愛」とは
「渇くように求めてしまう愛・欲望」
のことを指します。

 

もっと欲しい

もっと愛されたい

もっと認められたい

失いたくない

手に入らないと苦しい

 

こうした「執着を伴う強い欲求」が渇愛です。

 

寂聴さんは、人生相談でもよく
「執着が苦しみを生むのですよ」
と語っていました。

 

渇愛がいけないと言われる理由は、
それが必ず苦しみを生むからです。

 

手に入れば不安になる

失えば悲しみになる

叶わなければ怒りになる

 

つまり、渇愛は「苦しみの種」なのです。

寂聴さんは、愛すること自体を否定しているわけではありません。
 

むしろ、愛は人を豊かにすると何度も語っています。

 

ただし、
「相手を縛る愛  自分を苦しめる愛」
になった瞬間、それは渇愛に変わります。

 

寂聴さんの言葉の核心は、こういうことだと思います。

 

「愛は自由であるべき。
執着を手放したとき、愛は本当の姿になる」

渇愛を手放すと、

 

心が軽くなる

相手を尊重できる

自分も相手も自由になる

愛が穏やかに続く

 

そんな境地に近づける、という教えです。

 

 

 

杜人