家を出ようと決めたのはずっと前から。出て外を見ようと思った。

だけど無理だ。


あの人たちを残していけない。
想像しただけで涙が出る。


憐れんでいるのか。
可哀想なのか。
それは相手を惨めにさせるだけじゃないのか。なんでもいい。
ずっと自己犠牲しすぎだと言われたがもうそれでも構わない。私にはできない。


優しさでも同情でもない。けどそれは駄目だと私の中の何かが言う。すべてを捨てても捨てられない譲れないものがある。
たぶん。


たぶん出ることや、捨てる時があるとしたらそれはきっと全員がすべてが、バラバラになる時なんだと思う。
おたがいの理解があったとしたってそれでも置いて行く事には変わりない。馬鹿みたいだ。自己犠牲って。それはわかってる。甘い事も。すべて。


どこかに吐き出したくてTwitterについ書いたりするんだけど、それじゃ誰かに見られてるから無理。
誰も私のリアルを知らないところがよかった。全部吐き出して楽になれたらいいのにね。私嫌な性格してると自分で思う。嫌いだ。ただただ笑ってるだけの、ただただ聞くよの、ただただ無意味な、全部が嫌いで嫌で嫌いです。何も受け止めてない。ただただ聞いて笑って流して。無意味な。




誰も知らなくてよかった。だけどただただ。ただただ、気づいて欲しいだけだった。みんな自分で精一杯だ。というか、人は自分が一番可愛い。私はもう護らない。知らない。知らないままでいい。その奥を知ってしまうと駄目だ。



本当はいっぱいいっぱい。結構きつかったりする。それを他人を気にかけることで紛らわしてるだけ。きらいだ。消えてしまえばいいとか。


いっぱいいっぱい。潰されそう。
人にはなんの興味もない。すれ違う人も、前を歩く人にも、前に座ってる人にも、だれであっても。なんの興味もない。なにも浮かばない。何も思わない。



今までは1人で生きてきた。これからは独りだ。それでも生きていく。生きなきゃいけない。

苦しい。嫌いです。嫌だ。会いたくない。その声を聞きたくない。関わるな。側に寄るな。私の側に立たないでくれ。

もう護れない。そんな余裕ない。

弱くてもなんでもいい。もういい。いらない。知らない。苦しい。





本当に大切なものほど捨てたくなる。
掃いて捨てるほどに大切だった。


仕事終わりとか行く前とか1人になった時気付いたらいつも上に向けて手を翳してた。
眠りについて目を覚ます時手が伸びていたりする。何かの夢をみてた気もするけど忘れたのかわからない。



伸ばしていたのではない、つかみたかったのだ。

誰かの袖を、腕を、手を、指を。
触れたいのだ。大切なものに。


わからない。なんでそんな事をするのか。
そんな事思ってたけど今ならわかるよ。

みんながなぜ自分ではない家族でもない自分以外の人間求めるのか。
だって今の自分がそうだから。


チャンスは何度でもあった。
少し伸ばせば届いたのだ。私のこの手を取ってくれたのに。



今更後悔しても遅い。時間は戻らない。人も戻らない。気持ちも。声も、願いも、祈りも。



私は変わる。そして他も変わる。
景色、気持ち、姿、心。すべてが。



すべてにつたえたい。

私はすべてを愛している。
もう拒まない。私はずっとこの手を伸ばすから、翳すから。


この手を取ってくれ。
指だけでもい、救い取ってくれよ。



こんばんは。おはようございます?
1月末は懐かしきメンバーと会っておりとても充実した日々を送っておりました。



さて話は変わりますが。
この鬼遊、去年末に大切なもん失くすとこでした。些細な事でずれてしまい相手と冷戦状態。挙げ句の果てに年内ラスト一歩手前という出勤で目も合わさず一言も会話せず見事にすれ違いまして。
結局今は仲直りしたんですけど。


本当に危なかった。久しぶりにあの時は泣きましたよ。失くしたくないって本気で思ってでも自分じゃどうもできなくて周りの人に迷惑かけました。



そう、1人ではどうする事もできなかったのです。

なんと馬鹿なのかと思いました。死ぬほど後悔しました。けど同時に離れていくなら、と納得していた自分もいるのです。とんだ笑い話です。そんなの納得していただなんて今からしたら有り得ない事だったのに。


そこまで大切だとは思ってませんでした。いつかは失うのだ、といつもと同じ考えだったはずなのに何時の間にか変わっていました。駄目なんです。消えては、失くなっては。


気付くのが早かったから、手を差し伸べてくれる人がいたからこそ元に戻れたのだと、私自身の人間性を少し見直せました。




大切なものほどよくわからなくてみえるわけじゃないしいつも確定的に決まってるわけじゃない。その本質は無事か?根本は失ってないか?



私はずっとあのころのままか?


待つのは疲れました。ただ願うだけじゃ話にならないのは痛いほど身に沁みてる。待ってるだけじゃ時間の無駄。もう待ってあげない止まるわけにはいかない。こちらから攻めるしかない。


物事と、夢、対人、恋人、友達、想い人。その全てにかける想いを私はもう二度と失くしたくない。一度でも大切だと思ったのなら、失くしかけて大切なものだと認識したのなら。もう二度と手離さない。ずっとこの手に繋げておく。



私の幸せがいつか叶うように。この手がいつかあの手を掴むまで。本当のすべてが戻ってくるまで。


私が私に課す最初で最大、最期の約束。