五月のある日
海を見に行きました
夕日を見ていると
不思議な一日が映画のワンシーンのように浮かびます
ヘルメットをかぶって地下壕に入ったり
現在唯一残っているといわれている
ハングル創成初期の字形が刻まれた石塔を見たり・・・。
1624年に建てられた石塔には
1446年に朝鮮第4代王世宗(セジョン)が公布したハングルの
創成初期の「東国正韻」式字形が刻まれています。
短期間で消滅した字形の石塔は、他で発見されていないため大変貴重ですが
ハングルで「南無阿弥陀仏」と刻まれた約400年前の石の塔からは
文化財という価値より、文字を刻んだ人の想いを強く感じます。
海を眺めたこの場所には
『おはなしハルマンさま』に出てくる「トルじいさま」がいました。
「トルじいさま」は済州島の守り神の石像、돌하르방(トルハルバン)のこと。
돌(トル)が石で하르방(ハルバン)は済州の方言でおじいさんの意味です。
朝鮮半島と深く深く繋がっているハングルの石塔、地下壕、トルハルバンは
東京から電車で2時間の場所にあります。
海も国境も超えてきた二千年の記憶が
忘却のための和解、ではない景色を見せてくれます。










