新宿のケイズシネマで、白鳥哲監督の「ゼロウエイストPLUS を観た。

2000年以降海洋汚染が深刻になり、太平洋の真ん中でもマイクロプラスチックが見つかるという。ミジンコやプランクトンの中からもマイクロプラスチックが出てくるので、私たちもプラスチックを食べてるのだそうだ。(ゲッ)

私たちはもっとゴミを出さない生活をしなければならない。それがゼロウエイストなのだが、なかなかハードルが高い。量り売りのお店を探し、不要な包装をなくす。映画で紹介されていた家庭は1年間のゴミがたった5リットル!だそうだ。キチンとしてそうなお母さんが子どもと徹底して取り組んでいる様子が映っていた。観ていて苦しくなった。自分の生活と比較してしまうから。と、気づいたら隣の席の男性が寝ていた‥多分、精神的拒否反応が出てしまったのだろう。

京都の綾部の民宿、吉水という所も徹底している。残飯、とは言わず、残り物を育てている豚にあげる。暮らしぶりはほとんど江戸時代かのようだった。古民家で、洗剤を使わずに食器を洗う様子、囲炉裏の灰を使って汚れを落とす様子‥

ゴミ収集をやめて、ゼロウエイスト宣言をした自治体も出てきた。ゴミを細かく分別してリサイクルに出すのだが、その種類たるや、45種類!
思わず引いてしまう細かさ‥

自分が都会で便利な暮らしをしていることに罪の意識を感じることがある。どこかの氷河が溶けている、永久凍土が溶け出している、とテレビで観ると、自分とどこかで繋がっていると認識せざるを得ないのが現代社会だ。
同様に、ゴミだってバンバン捨てている。それが罪と考えるのは辛い‥。
しかし、そろそろちゃんと考えないといけないのだとは思う。
私はゴミを海や山に捨てたりしない、と誰かのせいにしてみても始まらない。便利な生活をしていて、自分だけいい子ちゃんでいられる訳もない。

さて、何から始めよう?
とりあえず、ゼロウエイストの本を読んでみる。Amazonで買うと、包装がゴミになる。じゃ、図書館?近くの図書館には蔵書がない‥

ゴミを減らすのは只事ではない。
ただ、思ったのは、レジ袋が有料になったのは賛否両論あるものの、良かったんだ。