渋谷区が同性カップルに証明書発行する、というニュースが、今朝ツイートされまくってました。



東京・渋谷区が全国初の条例案、同性カップルに証明書
東京・渋谷区が、同性カップルを「結婚に相当する関係」と認め、証明書を発行する条例案を、来月の区議会に提出することを決めました。
(中略)
可決されれば区内の事業者に対し、同性カップルを「夫婦」と同等に扱うよう協力を求める方針です。
区はこの制度について婚姻とは全く別の制度だとしていますが、自治体が同性カップルをパートナーと証明する制度は全国でも初めて(以下略)

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20150212-00000007-jnn-soci


行政がいよいよ同性カップルを支援しはじめたということで、否が応でも同性婚が視野に入ってきます。そして、必ず湧くのが「少子化対策にならないからLGBT反対」だとか「同性婚を認めると少子化を推進することになるから反対」とか言う人々。

耳にするたびに「ああ、こういう人たちって、股間でしか物を考えられないかわいそうな方々なんだな」と残念な気持ちで一杯になります。




日本の少子化は41年前から始っている

ご覧いただきたいこの表。




出典は、厚生労働省「平成24年人口動態統計月報年計(概数)」です。作図は当サイトにて行いました。なお、1947~1972年は沖縄県を含まないということです。


そもそも、1945年の終戦から2年後、1947年(昭和22年)頃の「第一次ベビーブーム」をピークに、日本の出生数は右肩下がりです。第二次ベビーブームに盛り上がりがありますが、終戦後のレベルまで回復することはありません。


注目したいのは、1974年(昭和49年)の「2.05」という合計特殊出生率。人口維持の目安が2.07と言われていますから、今から41年前には少子化が始っていたわけです。そして、それ以来合計特殊出生率が2を超えることは、まだありません。

同性愛者やLGBTが増えたから、日本の出生率が下がったのでしょうか。もしそうならば、今頃ノンケさんのほうがマイノリティーな社会になってますって。




同性愛者を嫌う人々にできる少子化対策とは

きっと先の方々は、「少子化の全てを同性カップルや同性婚のせいにしているわけではない」とか言い訳すると思います。そうならば、LGBTをはじめ、同性カップルや同性婚をパージする発言の際に、少子化を持ち出してはなりません。


万が一にでも、「同性愛者を無くせば少子化に歯止めがかかる」なんて間違ったことが蔓延しては、有効な少子化対策が一層取られなくなってしまいますよ。

素直に「LGBTや同性愛者は気持ち悪い!!、よくわからないけどとにかく気持ち悪いから同性愛者反対!」といえばいいのです。それが、 LGBTを嫌う方々に今すぐできる、少子化対策(の一つ)ですよ。



日本の少子化とLGBTや同性婚とは、何も関係がない

もし、「僕たちLGBTのせいで、少子化しちゃってすみません。生まれてきてごめんなさい」という同性愛者やLGBTの方が周りにいたら、「そんなことないよ」と一声かけてあげてください。


何もいわれのないことで非難されてはたまりませんよ、こっちは。(プンプン