第1198話「べしゃり暮らし」最終回
当時2005年から2006年まで週刊少年ジャンプで連載をして、赤マルジャンプで1話を掲載して休載に入りました。
その後2007年に連載場所を週刊ヤングジャンプに移すと、物語に一気に深みが増し、めちゃめちゃ面白くなってきました。そこからどんどんハマり、いつしか自分のなかで『一番の漫画』になりました。
緻密な作画に張り巡らせた伏線、物語の演出などが全て計算されて素晴らしいの一言です。
一番好きな回が、第92話「絶対に売れる方法と売れない部屋」です。
この回はお笑い学校に入学した主人公とその父のお話で、炊飯器に息子に宛てた手紙が入っていてその言葉は今でも自分に中に残っている言葉のひとつです。
人間の泥臭い部分をしっかり描き、人間が好きになるべしゃり暮らしは人生の教科書になりました。
最終回に近づくにつれて、読みながら鳥肌が立ち、涙を流す漫画に出会えて本当に良かったです。
アマ編終了との事で、いずれやるプロ編に期待しつつもまた1巻から読み返そうと思います。
10年間色々学ばせてくれて、ありがとうございました!森田先生。
第1197話 グレーな空もまたに好き
ここんトコ夏日が続いて、今日みたいな雨が降りそうな曇り空も悪くないなと思います。
人間は勝手だね。
夏が来ると早く涼しくなれとか、冬が来ると早く暖かくなれとか。
でもそんな勝手心が人間臭くて好きかも。
そろそろ準備に取りかかろ。
ばあちゃん。
5月10日
ばあちゃんが亡くなりました。施設で窒息事故により。
妹から報せを聞いた時一瞬、真っ暗になり、意味分からなくて父が死んだと聞いた時と全く同じ感情で心臓が痛くなりました。
急いで高速飛ばしてばあちゃんのもとへ行くとまだ眠っているみたいで信じられなかった。
生まれて3度目の慟哭。
苦しさでいっぱいでした。
手もまだ温かくて、いつものように握り返してくれそうで。
でも返事しなかった。
お通夜、葬式、火葬時も寝る前に思い出すと涙が溢れてきました。
亡くなる前日に、母と母の弟が一緒に「母の日のプレゼント」をしたみたいで、それが母がばあちゃんと会話した最期でした。
外泊の約束していて、ばあちゃんの座りやすい椅子探したり、もっともっと思い出作っていくはずだったのに。
見舞いの帰りに必ず、母とばあちゃんが「また来るね」とハイタッチする姿を後ろで見ていて、葬式中その光景が浮かびました。
小さい頃から沢山の優しさをくれたばあちゃんとの思い出は一生忘れないし、これからも思い続けて生きていきます。
今まで本当にありがとう。
じいちゃんと幸せに、見守っていてくれたら幸いです。
ばあちゃん、バイバイ。