今朝はちびおみがとっても早起き!
6:00過ぎに起こしてくれたよーw
くそねむ!w
持って来たレトルト離乳食と食パンで
朝ごはんを済ませてたら
母が起きて来て
『おはよー!
ちびちゃんおっき早いねー!
やえちゃんなんかいる?』
おはようー!
寒いね…
なんかあったかい飲み物欲しいなー
『はいはいー』
こんな小さなことだけど
自分を労ってもらえて嬉しいなあ…
母さんだいすきー!
温かくてほんのり甘いミルクティーで
朝からほっこりいい気分♡
今日はふつーに平日なので
みんな仕事に出かけます。
ちびおみは誰かが出るたびに
最近上手になった
ばいばいを披露してご満悦♡
父なんか
『かーわいーい♡
仕事行きたくなーい!』
なんて今まで見たことのないような
だらしない顔と
聞いたこともない声を出していたw
みんなを見送って、
あたしとちびおみは
一旦お家に帰ることにした。
とりあえずお家がどうなってるのか
ちょっと心配だったし、
もしかしておみくん病んじゃって
お仕事休んでないかな…
なんで思ってみたり…
まあでも一番の理由は
今日も実家に泊まるので
その支度をしに来たのよw
はぁー
服もねえ!
オムツもねえ!
ブラジャーパンツもなんもねえ!
とりあえず帰宅して、
恐る恐る
玄関のドアを開けるとそこには…!
もちろんおみくんはいませんでしたw
お家は綺麗に片付いていて、
何事もないかのようでした。
なあーんだ
安心したよーな…
ちょっと残念だったよーな…
なんか変な気持ち…
ちょっとだけ
おみくんが泣き干からびて倒れていて、
あたしとちびおみが
帰って来たことにハッと気づいて
安堵の表情を浮かべて
ぎゅっと抱きしめてくれる…
なんてクソ寒い妄想をしてましたがw
見事に打ち砕かれましたはいw
ちびおみはおもちゃをひっくり返して
がちゃがちゃ遊んでくれていたので
あたしはその間
2人分の荷物を
キャリーケースに詰め込んだ
冬服ってかさばるな…
全然入らねえ…
隙間隙間にちびおみが
レゴやらプラレールやら押し込んでくるw
なんとか荷造りを済ませて、
置き手紙をしようか悩んで…
やめた
あたしから何も発信したくなかった
自分の無事なんか
おみくんに知らせたくない
もっとちゃんと心配して欲しい
それこそ
捜索願を出してもらいたいくらいだ
それくらい
あたしに必死になれよ
ちびおみのおもちゃも
箱ごとかっさらって車に詰め込んだ
この時10:00過ぎ
ちょうど中途半端な時間だったんで
ご近所の方に会うこともなく、
穏便に家出が完了。
とっても天気が良くて
ぽかぽか気持ちいいなあ…
なんて思いながら車を運転してたら
ちびおみが大きなあくび。
もーちょいドライブしよー
よく通る土手沿いの道をドライブ。
次の信号待ちの時には
ちびおみは寝ていました。
かわいい…!!
なんだろ…
すごい…心穏やかだし…
めちゃくちゃ満たされてる…!!
ちびおみが寝ているのをいいことに
マックのドライブスルーに寄って
ひっさしぶりに
朝マックなんか買っちゃった!
何年ぶりだろ…?
高校生の時以来…?
別に普段マックなんか
全然興味ないくせにw
マックグリドルにオレンジジュース
近くの広い公園に車を止めて、
窓を開けて車内でいただきます。
…
めちゃくちゃ美味しい…
柄にもなく詩的な表現するけど、
なんか…
自由の味がした
ちびおみはまだ起きそうにない。
あたしもお腹いっぱいだし、
ぽかぽか気持ちいいし、
一緒に寝ちゃおーっと!
贅沢な二度寝を満喫。
次に気が付いたのは
お昼を回って13:00を過ぎてた
寝すぎた!!!
けど、
特にすることもないからいーの!
ちびおみから
お腹すいたコールがあったので
近くのコンビニで
おにぎりとおでんを買って、
さっきの公園に戻って食べさせた。
普段あまり食べないメニューに
ちびおみは最初
おっかなびっくりしてたけど、
食べ出したら
ほっぺを叩く
おいしい!のサインが止まらなかったw
…
あたしのご飯…まずい?www
そのまま公園で日が落ちるまで遊んで
ちびおみとあたしは実家に帰った。
ただいまあー!
『おかえり!
お風呂もう沸いてるよー!
たかしさん帰ってくる前に
2人で入っちゃいなさい!』
はーい
ちびおみと一緒にお風呂に入って、
ちびおみの着替えに悪戦苦闘していたら
父が帰って来た。
『ああああ!!
今日オレちびちゃんと
お風呂入りたかったのに…!!
お前ってやつは…!!
なんもわかってない…!!』
えー!
だったら言ってくれればいいのに…!
父さんそーゆーとこあるよねー!
つーかおかえりw
『たーくんおかえりー!
お風呂残念だったねw
また明日にでも
リベンジさせてもらったら?』
『そーする…
今日は1人で入る…』
へこみすぎだろw
孫パワーすげえw
なんかさらっと
明日も泊まっていいって言ってくれた…
母さん、父さん、ありがとう
いつの間にか帰って来てた祖母から
ちびおみはたくさん指人形をもらって
3人でしばらく遊んだ。
『前に老人会でつくったのが
こんなところで役に立つなんて!』
と祖母も満足そうだった。
夕飯は
あたしのだいすきな
チキンカツにオムライスにコーンスープ
ちびおみは
チキンソテーに薄味のオムライスに
お湯で伸ばしたコーンスープ
母は本当に手際がいいな。
あっという間に
大人ご飯も子どもご飯も作っちゃう。
みんなで楽しい夕食を囲んで、
話題は専らちびおみの食欲!
今日も本当によく食べた!
将来大食いタレントになるか
格闘家になるんじゃないかと
家族みんな変な期待をしているw
ちびおみは昨日で慣れたのか、
全くぐずらずに
お布団入って3分で熟睡。
ここまでまだ
おみくんから連絡は1つもない
別にいいや
リビングに戻ると
また父と母はテレビを観ていた。
『あ、やえちゃん、
冷蔵庫にシュークリームとプリンあるよ
好きなの食べなー』
わー嬉しい!
プリンにしよ!
しばし家族団欒
…
父さん、母さん、
明日もまだ実家にいていい?
『いいわよー
実家なんだからー!
好きにいたらいいわよー!』
ありがと
それでね…
実はあたし…
おみくんと喧嘩して…
飛び出して来たの…
ごめんなさい…
何も聞かずに受け入れてくれて
ほんとにありがとう。
今日1日で
あたしはかなりリフレッシュできた。
だから、
おみくんと喧嘩したことを
素直に両親に打ち明けられた。
きっとむやみやたらと攻めないって
安心したからなんだと思う。
でね…
おみくんに連絡しないと…って
思ってたんだけど…
ごめんなさい…
あたし…
バカみたいに意地になってて…
まだ連絡してないの…
でも…
おみくんからも…
全然連絡ないし…
ぽつりぽつり話していくうちに
また泣いてしまった。
『やえちゃん。
ごめんね、実はもう、
昨日のうちに父さんからおみくんに
連絡してるのよ。
やえちゃんこっちに来てるから
おみくんは心配しないでいいよって。
そしたらおみくん慌てて
今から向かうって言うのよ!
だからこっちも慌てて
とりあえず数日こっちで様子見るから、
おみくんはおみくんで
少しゆっくりするといいって
伝えてあるのよ。
ごめんなさいやえちゃん。』
涙がどっと溢れた
両親には一生足を向けて眠れないや
『またそんな泣いてw
どーせやえちゃんのことだから
自分から連絡しないだろーって
たかしさんが先手打ってくれたの。
おみくんにも心配かけちゃ悪いしね!
父さんに感謝しなさいよw』
父さん…ずびっ…
ありあと…ぐずっ…
『泣くんじゃないよw
泣く前にお前、
まずは実家に連絡しなさいよ!
お前の運転じゃ危ないんだから、
オレを呼べ!
お前1人ならまだしも、
ちびちゃん乗せてんだからな?
次は素直に呼びなさい。』
…はいぃ…
ごめんね父さんんんん…
『おみくん凄い謝ってたよ?
何があったか聞かないけど、
夫婦なんか仕方ないのよ。
ましてやちびちゃんもいるんだからね。
今までよく頑張ったよ。
あんた一度もこんな風に
実家戻ったことなかったじゃない。
いいの。
喧嘩したって。
あたしも父さんも、
別にあんたとおみくんが別れたって
構わないわよ。
ただ、
必ず実家に帰って来なさい。
これだけは絶対に守りなさい。
あんたの居場所は
ここに残ってるんだからね。
いいね?』
…(うんっうんっ)
もう泣きすぎて声も出せなくなっていた
大きい…両親はとても大きい…
あたしもいつかこんな風に
なれる日が来るのだろうか…
たくさん泣いて、
たくさん両親の愛情を感じて、
たくさん謝って。
からっからになってたあたしの心は
ようやく潤って来た気がした。
安心して寝よう。
おやすみ世界_(:3 」∠)_