母が退院した日、私は久しぶりにのんびり過ごした。
日中は下の子とお昼寝したり、漫画を読んだり、
ずいぶんとリフレッシュすることができた。

翌日、母の様子が気になって電話をかけた。
しばらくして、通話状態になったものの、無音。

「もしもし?おーい?」

もしかして、具合が悪くなっているのでは...。
入院した日のうまく喋れない母の姿がよぎった。
不安になって父に電話した。

「もしもし。
     母に電話かけたけど、何も喋らんくて...大丈夫かなぁ?」

父からは予想外の返事がきた。

「知らん!帰ってから怒ってばっかりでわけがわからん!」

どうやら喧嘩をしているようだった。
うんざりした気分になりながら、どこにいるのか尋ねると、
父は仕事で遠方におり、家に帰るまではあと3時間ほど。

「心配だし、今から行ってみるわ」

父との電話を終えて、急いで出かける準備をした。
幸い、下の子はすやすや眠っている。
車に乗り込んで、実家に向かった。