みなさんこんにちは、Hotone JapanのOneiricです。
このチャンネルでは、まず最初に製品の「欠点」から紹介するスタイルでお届けしています。
なお、本レビューは記事公開時点の内容であり、今後のアップデートや仕様変更により内容に相違が出る可能性があることをご了承ください。
SoundMakerとは?
SoundMakerは、新しく立ち上がったスタジオ家具ブランドです。
創業者のフェン氏が、長年のスタジオ運営経験をもとに、「限られた空間の中でいかに多くの機材を収納できるか」という課題に向き合い、開発した最初の製品が、MMFシリーズのギター保管庫です。
製品詳細(Makuake):
https://www.makuake.com/project/guitar-case/
MMFシリーズには「MMF-1」と「MMF-2」の2モデルがあり、今回は3本のギターが収納できる「MMF-2」のレビューです。
MMF-1の実機はESPエンターテインメント東京15号館で展示されてるようです。
MMF-2のデメリット
ネックキャッチャーが手動式
公式情報によれば、MMF-1とMMF-2では構造が異なっており、MMF-1はネックホールドが自動ロック式なのに対し、MMF-2は手動でのロックが必要です。
ヘッドレスギターが収納できない
Strandbergのようなヘッドレスギターは世界的にも人気が高いですが、MMF-2にはヘッドレス専用のホルダーが用意されておらず、対応していないのが残念です。
ベースが収納不可
サイズの制限により、MMFシリーズでは通常サイズのギターしか収納できません。
ただし、開発者によればベース対応モデルも現在開発中とのことです。
スマホ連携ができない
この製品にはスマートフォン用アプリが存在せず、温度や湿度のリアルタイム確認やLEDの調整などがスマホから行えません。また、加湿用水槽の給水リマインダーなどの機能もありません
LEDの色が限られている
冷色/暖色の切り替えのみで、具体的な色温度調整は不可。
個人的には白色光が好みなので、少し残念な点です。
除湿時に動作音がある
最近の多湿な天候のため加湿機能はまだ試せていませんが、除湿運転中には機械音が発生します。ただし許容できるレベルの音量です。
鍵が付いていない
これは大きな欠点ではありませんが、個人的には防犯対策として鍵があると安心です。ただし、鍵を付けることで現在のデザイン性が損なわれるなら…なくても良いかもしれません。
湿度の調整に時間がかかる
公式によると湿度の変化には約3〜4時間かかるとのこと。
実際にテストした際には、湿度60%→48%に下げるのに約1時間程度かかりました。想像よりは早かったですが、もっとスピーディーなら理想的です。
MMF-2のメリット
温湿度の表示が直感的
前面のパネルに現在の庫内温度と湿度が大きく表示されていて、ひと目で確認できます。目標湿度の設定も、SETボタンを押して上下ボタンで調整するだけのシンプル操作です。
精密な湿度管理が可能
木製楽器にとって最も影響を受けるのが湿度です。MMF-2では、理想的な湿度とされる50%前後を安定して保てます。
たとえば、7月10日に大雨が降った翌日(湿度80%以上)でも庫内湿度は50%前後をキープ。
写真撮影日は7月11日、外気湿度71%、庫内湿度は48%を保っていました。
両サイドのガラスにUVカット機能あり
makuakeをみると、今後、左右のガラスには紫外線カットフィルムが施工される予定です。
白色塗装のギターが黄ばんでしまう大きな原因は紫外線なので、これはありがたいポイントです。
なお、正面のガラスにはフィルムが貼られませんが、正面から直射日光が当たる場所に設置する人は少ないはずなので問題ないでしょう。
スペースを取らない
本体サイズはW55cm × D52.7cm × H126.7cm。
壁から10cmほど離して設置しても、使用スペースは非常にコンパクトです。
限られた空間の東京の住環境に特に適しています。
また、コンパクトながらアコースティックギターの収納も可能で、収納力も◎
防災性能も高い
最近地震は起きていないので実地テストはしていませんが、揺らしてみたところ、ネック部分にしっかりしたホールドがあるためギター同士がぶつかることはありませんでした。
小規模な地震であれば問題ないと思われます。
除湿時に排水不要
従来の除湿機は水タンクがあり、手動で水を捨てる必要がありますが、MMF-2は除湿した湿気を拡散・排出する仕組みのため、手間いらずで便利です。
春〜夏の湿度が高い季節には特に重宝します。
フィギュアなどの展示もできる(MMF-2限定)
庫内にはディスプレイスペースがあり、フィギュアやエフェクターなどを飾ることができます。
楽器と一緒にお気に入りのアイテムも守れるのが嬉しいポイントです。
ダイソーのコレクションケースがサイズ的に合えば中に入れることも可能(ただし給水口をふさがないように注意)。
エフェクターボードや小型アンプを上に置くこともできます。
高さがあれば、なんともう一台ギターラックを上に積むことも……ただしギターの出し入れは難しそうですが(笑)
外装が非常に頑丈
中国からの輸送でも傷ひとつなく届きました。ガラスも割れておらず、十分な耐衝撃性があることが証明されました。
万一、外部から衝撃が加わっても、楽器が守られる安心感があります。
ガラスの透過性が高い
頑丈なガラスでありながら透過性も確保されており、展示目的のギターキャビネットとして理想的な外観を実現。
照明との組み合わせにより、美しい展示が可能です。
UVフィルム追加後の見え方が気になるところですが、少なくとも正面には影響はありません。
組み立て不要
IKEAのような家具を組み立てたことがある方ならわかると思いますが、MMF-2のように機構が複雑な家具は、組み立てがかなり大変です。
MMF-2は完成品で届けられるため、手間も時間もかからず、気密性に関する不安もありません。
まとめ
これまで僕は、ギターを壁掛けで展示していました。
そのため、地震での衝突や、湿度・温度によるパーツのサビ・酸化などに悩まされてきました。
MMF-2は、まさにこういった悩みを解決してくれる製品です。
まだ第一世代製品として改善の余地はあるものの、僕の求めていた機能をほぼすべて満たしてくれる、大満足のギター保管庫でした。