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前回の記事はこちら
※アメンバー限定記事です。すみません。
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2019年9月5日(D17)が移植の日でした。

前の日、凍結している移植する胚盤胞の融解準備のため、培養士さんから電話。

「お預かりしている記号◯◯番の胚を融解しますが間違いないですか?」と言われましたが、
実はその胚がPGT-Mの結果の正常胚なのかの確認は自分でせねばなりません。

しかも、記号が完全に一致しているわけではなく、

1、採卵した日付
2、受精卵のうち、胚盤胞まで育ったものの番号
      (1、2、5、7、みたいに番号が飛んでる)
3、PGTM検査会社の結果の表

を見比べながら間違っていないかを確認。

仕事の休み時間に何度も間違いないか確認しながら、夫にもラインであってるか確認してもらうと、

「数字上はあってるんじゃない?」

的な返答にイラァッ。
向こうになんの悪気もないと思いますが(笑)
自分の子なんだからもっと血眼で必死に確認しろや、と。
あらやだ、つい本性が٩(๑❛ᴗ❛๑)۶


妊娠出産に関するさまざまな男女の差って、もう生物学的に仕方ないことなのかなぁ。
夫はかなり気を使ってくれる方なのですが、それでもなんとなしの言葉にこっちが過剰に反応することが多々あり。
でも私は自分が患者だから必死だけど、男性が患者で、奥さんがPGTーMをやるとなるとストレスすごいだろうなぁ、とか。
男性不妊とは違いますが、「私には責任ないのにこんな大変な思いをしなきゃいけないなんて」と思ってしまうのでは?
長男もいつか通るかもしれないかもしれない道、ついそんな余計なことも考えました。


そして翌日、移植の日。

午後からの移植でした。
仕事を休むつもりがまさかの休めず。

移植は午後からで、昼休みをずらしてなんとか駆け込む感じでクリニックへ(笑)
え?こんなバタバタ?と思いつつ、夫も不在の日だったのでこの位の方が気が紛れて良かったかも。


採卵に比べるとなーんにもないよ、と聞いていたので、気持ちは楽でした。

術着に着替えて待機していると、融解した胚の写真を培養士さんが見せに来てくれました。
そしてテクテク歩いて処置台に。

まずは膣洗浄をしてから移植なのですが、
この膣洗浄が結構痛い!!!
お子さんを下から(笑)産んだことがある方、臨月の内心グリグリみたいな痛さです。

もう無になろうと、目を閉じている間に、あっという間に移植も終了。

モニターを見せてもらって、
「いい位置に入ったよー、バッチリ!」
と言われたものの、
残念ながらメガネがなかったので、なんとなくしか見えず。
なんとなくぼやっとした塊、将来の第2子に「無事生まれておいでー」と、励ましました(笑)


移植後の安静はこのクリニックでは行っておらず、
そのままスタスタ帰ってください、とのことでした。



2018年10月からコツコツと歩んできたPGTーM。
いざ移植の日は1時間程度であっけなく終了。
これまでの採卵や検査やあれこれを思い出して感傷にひたる間もなく。
ただ、不妊治療自体が初めてだった私は、
こんなに妊娠の瞬間をはっきり認識することって自然妊娠だと普通ないことなので、不思議な気分でした。
(実際には着床まで数日かかると言われています)



流石にその日は走り回ったりはしませんでしたが、
移植後も積み残した仕事を片付けたりしていたので、
事実上「昼休み休憩移植」って感じ(笑)



胚盤胞移植については、「BT」でカウントするのが通常です。

移植した9月5日がBT0、
初回の妊娠判定日は9月14日のBT9に決まりました。