高次脳機能障害者は

基本的に自主的に何かをしようと言う気が希薄である。

一日を何もせず、怠惰に過ごすことも平気だ。

最近は、コロナ後遺症もあって倦怠感に拍車がかかっていた。

 

その後遺症も、既に取れている気もするが、

元々の高次脳~の特徴である、

「周りのことに興味がわかず無関心である」ことに加え、

「広場恐怖症」も相まって、どこへも出掛けず家にいることが多い。

 

映画が好きで、発症当時はよくレンタルしては2時間ほどの映画を観てた。

それが次第に1時間ごとに分けて観るようになり、

番組の流れがCMで遮られるTVが観れなくなり、

今では、YouTubeの15分ほどの動画も観れなくなった。

「注意障害」の集中力の低下によるものだ。

 

今ではFacebookの中にある12分ほどの動画が見れる程度だ。

後はニュースのチェックだけは欠かせない。

 

認定医は「これ以上、良くも悪くもならない」と言っていたが、

能力は次第に低下している。

 

誰に強制されてる訳もないのに家に閉じこもり、

何の用もなく外に出ることもある。

まるで無施錠の刑務所か出入り自由の病院にいるようなものだ。

 

僕は障害に負けている。