郵便でぇ――す!のおっちゃん。
「ゆうびんでぇーーす!」
また、あの元気な声を聞きたいなぁ、、、、。
たまに、そう思う。
ゆうびんでぇーすのおっちゃんが来なくなってからもう大分たつ。
どうしているかなぁ。
おっちゃんは、いつも元気な声で郵便物を届けれくれていた。
雨の日も、風の日も、灼熱の夏も、凍てつく冬も、、、。
来るのはだいたい、おひる過ぎから13時にかけてごろ。
バイクに乗ってビィイインとやってくる。
あの軽快なバイクさばきとエンジン音はほかの郵便屋さんとはどこか違う。
お昼を食べながらテレビを見ていても、あの音で、、
ん、おっちゃんや。と分かるから不思議。
僕たちはいま古民家の母屋じゃなくて敷地内の仮設プレハブに住んでいる。
おっちゃんはちゃんとわかっていて、母屋のポストじゃなくて、直接僕たちに手渡してくれる。
毎回じゃないけれど、僕たちがいそうな気配を感じると(もしかしてお昼ごはんのにおいかな?)、
その時は、、大きい声で「いるかなぁー!」と僕たちに聞こえるくらいの声で来た事を知らせてくれる。
すると僕たちも顔を出して「ごくろうさまでーす!」と、大きな声で答える^^
とっても気持ちのいいやり取りだ。
でも、おっちゃんは、渡す時は、そんなに笑顔じゃない。
日に焼けて黒い顔は細めで眼鏡をかけその奥の切れ長の目は真剣だ。
そして、宛名を読みながら手渡してくれる。
きっちりと、正確だ。
そんなおっちゃんから手渡された郵便物は、しっかりと目を通したくなる。
今日もありがとうおっちゃん。
そして、おっちゃんは、すばやく身をひるがえし、颯爽とバイクにまたがりビィイインと次の家にむかう。
そんなおっちゃんの足元をみると、ズボンのすそを靴下の中に入れている。
ふつう、そんな格好、街で見かけるとするとダサい感じがするけど、おっちゃんがだとシブい。
見た目より機能を選ぶんだ、おっちゃんは。
おっちゃんは、クールだけど、熱い。
まさに、プロだ。
大切な郵便物を預けるなら絶対あのおっちゃんだ。
オレもおっちゃんのようなプロフェッショナルになりたい。
実は嫁もあのおっちゃんを信頼していて、いまだに、おっちゃんが来なくてさみしいという。
今は、何人か違う人が郵便物を届けてくれている。もちろん、ちゃんと丁寧にきっちり届けてくれているので全く問題はないけれど、、、、、
やっぱり何だか物足りない。
おっちゃんは、今日も明日も明後日も、どこか違うエリアで元気に「ゆうびんでぇーーす!」と言っているに違いない。
おっちゃんが届けた郵便物も届けてもらった人も僕たちのようにあったかい気持ちになるんだろうな。
今月の積雪はほんとすごかったけど、大丈夫かな。
きっと大丈夫だろうな。
あのおっちゃんが通る道はおっちゃんの熱ですぐとけちゃうか。あはは。
おっちゃん、これからも、がんばって!
オレもがんばります^^