今日は、自分がチアリーディングを観戦するようになったきっかけを書きます。

自分の場合、もともとは、クラッシックバレエを見るのが好きでした。
新国立劇場の会員になり、「くるみ割り人形」「眠りの森の美女」などの
公演に何回も足を運びました。1年に10公演以上見た年もあります。

吉田都さんが大好きで、日本に彼女がきてくれたとき、
見にいくことが出来たのは、一生の思い出です。
しかも、大好きなピーター・ライト版の「くるみ割り人形」でした!!

パリのオペラ座まで行ってバレエを見たこともありますが、
「でも自分は、やっぱり日本女性のほうが美しく感じるかな~」などと思い、
その後も新国立劇場に通いつめていました。

ごく普通のバレエ好きだったと思いますが、パ・ド・ドゥ(男女2人での踊り)
よりも、群舞のほうが好きだったところだけは変わっていたかもしれません。
踊りの同時性に、無性にひかれるものを感じます。

去年の7月ごろだったと思います。何気なく、新聞記事をインターネット版で
見ていると、「連覇している日本文理大学が事務手続きミスで、全国大会の
参加不可能」という記事を目にしました。

   あのチアで、競技???

   優勝を争う???

   なんのこっちゃ???

自分は、チアリーディングに「競技」という種目があること、
そして優勝などを争う大会があることに、大変興味をもちました。

いったい、どういうふうにして争うんだろう???

そこで、インターネットで、検索したりして、調べました。
動画も沢山見ました。

この中で、自分がチアを好きになるのに決定的だったのは、
「学校へ行こう!」という番組と、
「笑顔のきずな」という番組での一連のコーナーでした。

どちらも、 箕面自由学園 vs 梅花高校のジャパンカップでの
戦いぶりを取材したものです。名番組だと思います。

「学校へ行こう!」は、2007年で、箕面がV7を達成した年、
「笑顔のきずな」は、2008年で、箕面がV8を達成した年です。

そしても、どちらも、梅花高校が、あと一歩及ばず、涙を飲むのです。

この両番組を通して、チアリーディングが、いかに激しいスポーツであるかを
知りました。おそらく、女子が取り組むスポーツの中で、ある視点から見て、
最も過酷なのではないかとも思いました。

そういう過酷な練習をつみ、大会でのわずか2分30秒に勝負をかける。
その、スリリングさに見る側として、かなり魅力を感じました。

バレエも美しいのですが、完全に出来てあたりまえです。

それに対し、チアリーディングは、ノーミスの演技が本番で出来たときに
選手と観客が一体になって歓喜する。ここに魅力を感じました。

そして、2009年のジャパンカップはどうなったのか、気になりました。

箕面自由がV9を達成したことはすぐにわかりましたが、梅花高の成績が
ありません。何が起こったのか、2~3日、あちこち探し、ようやく
インフルエンザで辞退したということを知りました。

「そうか、2009年の夏か! インフルエンザかぁ。。。。。。」

思わず、絶句してしまったものです。そして、準決勝までは梅花高が
1位であったことも知りました。

「ということは、今年、2010年は、必ず大きなドラマが起こる!」

そう考え、2010のジャパンカップの決勝に出向いたのが、
自分のチア観戦の第一歩になりました。

ご存知のように、2010年のジャパンカップは、梅花高校が
「超・神」な演技をして、初優勝しました。演技後のあの歓声、
得点が出たときの会場の異様な雰囲気。今でも忘れられません。

思えば、自分が初めてチアリーディングを観戦した日は、
実は、とんでもない日だったわけです。

凄い場面に立ち会うことができた幸せに感謝しつつ、
今日まで、観戦させて頂いています。

ちなみに、バレエが好きだったせいで、
チアの「アラベスク」は、大好きなポーズです。
チアのアラベスクは、手が「グー」なところが特に気に入っています。