箕面自由学園高校や、梅花高校の出身者が、大学に進学するとき、
チアリーディングの観点からは、なかなか難しい問題があるように感じます。

具体的に言えば、

  ● 梅花女子大
  ● 日本文理大学

の2チームに進めば、さらに高いレベルでの練習が保証されるのでしょうが、
それ以外の大学の場合には、場合によっては、今までの超絶チアが出来なくなる
可能性があるのではないかという意味です。(最近の帝京のように、急上昇して
いるチームもあるので、すぐに上の2チームだけではなくなるとは思いますが)

昨年のジャパンカップの高校部門で劇的な優勝争いをした最強2チームのうち、
箕面自由のトップは1年生が中心で、3年生は1名のみでした。

この3年生選手、箕面自由のコーチが、ジャパンカップでの演技本番中に
その個人名を叫んでしまうほど特別なキャラクタを持っている選手だと
思うのですが、追手門に進学したのですね。

また、この選手は、2009年のジャパンカップ決勝では、2年生選手として
出場し、ほとんど選手個人のアップの無いあのNHKの映像にもかかわらず、
最高の笑顔の部分で、かなりのアップで抜かれていました。

映像のプロの目で見ても、あそこは、ぜひ放映したかったのでしょう。
そういう魅力を持った選手と思います。

もちろん、自分も大好きな選手です。

というわけで、どんなふうになるのか、かなりの期待を持って、演技を見ました。

結果は、自分が考えたパターンの中で、残念ながら最悪のパターンでした。

かなり貪欲に高度な技にチャレンジしでいるのは良いのですが、
チーム全体としては、ミスの連続で。。。。。

この1年生トップが、トスアップされる前に、
もう、すでに崩れてしまっているなんてこともあって、
それはもう残念で、悲鳴をあげそうでした。

結果発表。

もうダメだと思ったのですが、なんとか、フライデーに残りました。
規定があるから助かったのかもしれません。
あるいは、1.5を入れるとか、成功しないまでも、技の難易度が
高かったからかもしれません。いずれにしても良かった。

追手門学院大学 SOLDIERS。
黄色と緑の鮮やかな色が印象的で、フットボールの応援などもするチーム。
ひたむきそうな選手が多く、もともと、自分の好きなチームです。

まだ完全ではない技を本番にもってくるってことは、いわゆる「切る」ことを
しなかったわけで、「こわい」コーチがいないのかもしれません。
なんとなく、和やかに練習している感じがします。
もっと「こわい」コーチがいたら、またどうなんだろう、という気もしますが、
高難易度の技に挑戦する積極性だけは捨てて欲しくないと思います。

今回は、冒頭のトスアップからして崩れてしまいましたが、
ジャパンカップでは、ぜひ頑張って、決勝まで進んでもらいたいものです。
何度も書きますが、ほんとうに、フライデーでも、残って良かったです。

ところで、このチームの掲示板によれば、前日に公開練習をやったのですね。
こういう開かれた企画、とても有り難いと思います。
自分も、東京を出発する時間を早めて、拝見しに行こうかと思ったくらいです。

というわけで、どなたか、この公開練習をご覧になった方がいらっしゃいましたら、
様子を教えていただければ幸いです。
どんな感じでしたでしょうか?