昔大好きだった人。
20年前のこと。私にあるのは彼に愛されていたんだという記憶。
そんなこと今更。そう今更。
ただ、ハッとしてしまった。あの恋で愛した記憶はあるがあいされたのか?愛されていなかったのではないか?
結婚して3年目。昔の彼に再会とかでもなく、ふと私はあの人に愛されていなかったのではないか疑惑。
長いこと1人で生きてきた。人生の半ばで、
結婚というドアを開けた。
ふと昔の恋を思い出しその記憶
美化された記憶?なのかもしれないが
私は彼に愛されてなかった気がして仕方ない。
ままごとのような恋。
なぜってその時結婚したかったでも結婚しなかった。かれではないから。本当はわかってた。私が彼を愛しきれてないこと。
その罪悪感から、私は長いこと彼を愛してるフリをしていた。

愛なんてもしかしたら、こうして作られていくものかもしれない。

そんな朝を今日迎えた。
人生は一回。年齢も一回。結婚だって恋だってオプションなのだ。
ただそのドアを開けるか開けないか。
どんなふうに歳を取りたいかなんて、全てわかるわけではない。
だから。色々な選択肢のある人生の中のドアを開けなくても開けても
それはそのことだけが、その人の人生の過去となる。
幸せなんて自分で選んでみるものかもしれない。
その幸せが時に自分を苦しめても、それもありなのかもしれない。

だってわからない時の流れが積み重なって人生というものになるから。

ただ生きてるってことだけだっていいのだ