こんにちは(^-^)
大千穐楽明けて今日。
言いたい放題?思った事をつらつらかくだけですが、感想書きます。
お付き合いいただけると嬉しいです。
それでは~最初は物語全体の感想から
まず、今までの私のロミオとジュリエット感ですが、端的にいうとブラックなコメディでした。
んと、『女好きでパヤパヤなロミオと、ポヤポヤなのに気(芯)が強いジュリエットが出会って、これは真実の愛って盛り上がって突っ走った挙句、おまぬけなロレンス神父のお陰で悲劇になっちゃった』的な(笑)
そもそも、パヤパヤのロミオは土壇場で逃げそうじゃないですか。
って身もふたもないね(^▽^;)
恋愛悲劇あんまり好きじゃないのかもです。私(;´∀`)
てことで、全体的に物凄く斜めな受け取り方してたと。はい。
シェイクスピアさんごめんなさい<(_ _)>
そんな受け取り方をしてたから、ロミオとジュリエットよりも、WSSの方が好きだったんです。
ティーンの世界のお話に特化してあって、家同士ではなくギャング同志の対立と移民や人種間の問題がとってもリアルで、短い間に恋に落ちる二人にも納得できてました。
(こっちは本家よりも更に短い2日間なんだけどね(^▽^;)
場所も時代も、あと名前も完全にアメリカに移して、登場人物の関係性は古典を匂わせるくらいで、何よりマリアが死なない。
これからどうなるのか、どうするのか。
いっぱい想像できるし、後を追わないのがとっても現代的。
だから、ディカプリオの映画は色々違和感満載で受け付けなかったんです。
だって、本当に古典をそのまま現代に持ってきただけだったんだもん。
前置きなげーな(^▽^;)
で、そんなこんなで今回再々演を初めて観た『ロミオ&ジュリエット』ですが、初めは『Romeo
Juliet』のような事にならなきゃいいなって思ってました。
近未来的な背景と古典がケンカしないかなぁって。
けど杞憂でした。
自分で頭からシェイクスピア追い出して、古典と違うって言い聞かせてたからもあるけど(^^;)
初見の感想に書いたように、スマホとかAEDとかまったく気にならず、どっちかって言うと『Romeo
Juliet』と同じで、古典を彷彿とさせる歌詞やセリフがちっょと気になったくらいかな。
突然詩的なにおいがして浮いて聞こえちゃうんだもん。
それ以外はストンって納得できて、今まで斜めな受け取り方してたの何でだろうって思いました。
で、大千穐楽をあえて『死』に注目して観てみたら、今回の『Romeo&Juliet』、私、初見から二人でなく、大人側に注目してたんだなぁと思いました。
特にキャピュレットの大人たちの視点ですね。
衣装の色とディテールでもわかるけど、格式のキャピュレットと風通しがいい(キャピュレットと比べれば)柔軟なモンタギューって感じかな。
キャピュレット家は、格式と体面を保つことが優先で、人権より家柄が優先される貴族的なお家。
衣装もちょっと時代がズレてる感じでね。あ、お家の内装もかww
みんな何かしらの矛盾を抱えてて、それから目を背けたり、外に敵を作る事で矛盾に折り合いをつけてる。(この部分、書きだしたら止まらなくなるので、一旦置いときます)
キャピュレット家で、何にも染まってないのはジュリエットだけ。
逆にモンタギュー家は、キャピュレット家と比べて風通しが良い感じ。
だからロミオがとっても良い子なんだな。
ロザラインのお尻追っかけない設定が、より純なロミオになってて、最後に死を選択するのが納得できた。
だけど、長年の争いを終結させるための努力はしてないんだな。
キャピュレットがアレだから仕方ないけど(-_-;)
モンタギューも染まってないのはロミオだけ。
ジュリエットと比べると、年上な分、多少は憎しみとかをくっつけてるけどね。
基本ロミオも白だなぁって思いました。
↑
これ、衣装観てて思ったんですw
ロミオ<ベント―リオ<<マーキューシオの順で、衣装の装飾が多かったww
そして相手への噛みつき具合も衣装と比例してるんだw
衣装についてる色々が少なければ少ないほど柔軟だなぁって思いました。
脱線修正(笑)
それぞれの家の大人たちも、ロミオやジュリエット、そしてティボルトみたいに、原因も定かではなくなった争いの為に色々歪められてきたはずなのに、自分たちの次の世代にも憎しみの種を植えつけてるんですよね。
で、こっからOP。
ステージに一人立つ『死』
『死』が腕を上げると戦闘機が飛んで、争いが始まる。
導入部では争いや戦争の全ては『死』の仕業って感じに見えます。
でも舞台が進むにつれて、実際にその決断をしてるのは『人間』なんですよね。
妬みや嫉み、自己中心的思考、そこから始まる対立、そして争い。
これが国対国になると、戦争になる。
争いも破滅も、全部自分たちの選択の先にあるもので、だからこそ『死』があんなに抽象的なんだと思いました。
全ての悲劇は『死』が仕組んだものではなく、両家の憎しみの感情が『死』を引き寄せた結果。
『死』は人の感情に呼応して、時にヴェローナ全体を包み込み憎しみを増幅させ、時にロミオの影法師として、彼の死に対する恐怖を煽りながら破滅へ誘う。
描かれてないけど、影法師としての『死』は登場人物一人ひとりにも付きまとうものだろうなと思います。
そして、両家の争いの幕引きの為に、憎しみに染まっていない二人が選ばれ、その為に生き急がされたんだろうと。
大人の世界の縮図が若者達で、大人の罪を若者(子供)が償うって、形は変わっても、今も昔も変わらないなぁって思いました。
そしてもう一つ、大人世代VS若者世代の戦いって見方も出来るなと思いました。
結局大人達は自分たちの選択の為に、大切な人達を亡くしてしまったんですよね。
なんか、ようやく古典が理解できた気がする。
ブラック・コメディではなかったです(;^_^A アセアセ・・・
あ、初見の感想の補完になりますが、単純に肉体が終わる『死』と、この舞台の『死』の違いって、心の中の憎しみの増幅装置としての機能の有無だと思うので、この舞台の『死』は私的に悪魔的だと思いました。
あとは。。。映像とセット。
私の中で、小池先生は映像使ってヘタってイメージで(^▽^;)
だから、いっつも映像が入るとドキドキしてたけどwww
レディ・べスからかな、安心して見られるようになったの。
今回はとっても好き。
ただ、ロミオはどこだの吹き出しは、はっきり言っていらねー(毒)
セットは何となくですが、WSSがポンと浮かんできたんですよね。
なんでだろ?
シンプルな作りの物や、見立てで舞台に奥行きが生まれるのが好みなので、今回のセットも好き♡
あとは。。。←言いたい事、とりあえず全部書くwww
面白いなと思ったのが、キャピュレットとモンタギューのダンス。
紋章はキャピュレットが獅子で地の王者、モンタギューがドラゴンで空の覇者のはずなのに、ダンスは真逆。
キャピュレットがジャズ的なダンスで、モンタギューはストリート。
紋章を基準に考えたら、ダンスし逆のはずなんだけど、両家の性質を考えたらこのスタイルなんだなぁって思いました。
上昇志向のお家柄と地に足がついてるお家柄の違いですね。
基本的に色々ツッコミどころは多いかなぁって思いますが、そこはほら、皆が識ってる物語を歌とダンスで上質のエンターテイメントに仕立てるスペクタキュル。
ツッコまずに世界観に入り込んだ方が楽しいもん
これがストプレだったら、ものすごくツッコんでたと思いますwwww
こんなもんかな、でもまだまだ思いだしたら書きます。(あと、時間があったらねw)
それでは次いってみよー(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
大千穐楽明けて今日。
言いたい放題?思った事をつらつらかくだけですが、感想書きます。
お付き合いいただけると嬉しいです。
それでは~最初は物語全体の感想から

まず、今までの私のロミオとジュリエット感ですが、端的にいうとブラックなコメディでした。
んと、『女好きでパヤパヤなロミオと、ポヤポヤなのに気(芯)が強いジュリエットが出会って、これは真実の愛って盛り上がって突っ走った挙句、おまぬけなロレンス神父のお陰で悲劇になっちゃった』的な(笑)
そもそも、パヤパヤのロミオは土壇場で逃げそうじゃないですか。
って身もふたもないね(^▽^;)
恋愛悲劇あんまり好きじゃないのかもです。私(;´∀`)
てことで、全体的に物凄く斜めな受け取り方してたと。はい。
シェイクスピアさんごめんなさい<(_ _)>
そんな受け取り方をしてたから、ロミオとジュリエットよりも、WSSの方が好きだったんです。
ティーンの世界のお話に特化してあって、家同士ではなくギャング同志の対立と移民や人種間の問題がとってもリアルで、短い間に恋に落ちる二人にも納得できてました。
(こっちは本家よりも更に短い2日間なんだけどね(^▽^;)
場所も時代も、あと名前も完全にアメリカに移して、登場人物の関係性は古典を匂わせるくらいで、何よりマリアが死なない。
これからどうなるのか、どうするのか。
いっぱい想像できるし、後を追わないのがとっても現代的。
だから、ディカプリオの映画は色々違和感満載で受け付けなかったんです。
だって、本当に古典をそのまま現代に持ってきただけだったんだもん。
前置きなげーな(^▽^;)
で、そんなこんなで今回再々演を初めて観た『ロミオ&ジュリエット』ですが、初めは『Romeo

近未来的な背景と古典がケンカしないかなぁって。
けど杞憂でした。
自分で頭からシェイクスピア追い出して、古典と違うって言い聞かせてたからもあるけど(^^;)
初見の感想に書いたように、スマホとかAEDとかまったく気にならず、どっちかって言うと『Romeo

突然詩的なにおいがして浮いて聞こえちゃうんだもん。
それ以外はストンって納得できて、今まで斜めな受け取り方してたの何でだろうって思いました。
で、大千穐楽をあえて『死』に注目して観てみたら、今回の『Romeo&Juliet』、私、初見から二人でなく、大人側に注目してたんだなぁと思いました。
特にキャピュレットの大人たちの視点ですね。
衣装の色とディテールでもわかるけど、格式のキャピュレットと風通しがいい(キャピュレットと比べれば)柔軟なモンタギューって感じかな。
キャピュレット家は、格式と体面を保つことが優先で、人権より家柄が優先される貴族的なお家。
衣装もちょっと時代がズレてる感じでね。あ、お家の内装もかww
みんな何かしらの矛盾を抱えてて、それから目を背けたり、外に敵を作る事で矛盾に折り合いをつけてる。(この部分、書きだしたら止まらなくなるので、一旦置いときます)
キャピュレット家で、何にも染まってないのはジュリエットだけ。
逆にモンタギュー家は、キャピュレット家と比べて風通しが良い感じ。
だからロミオがとっても良い子なんだな。
ロザラインのお尻追っかけない設定が、より純なロミオになってて、最後に死を選択するのが納得できた。
だけど、長年の争いを終結させるための努力はしてないんだな。
キャピュレットがアレだから仕方ないけど(-_-;)
モンタギューも染まってないのはロミオだけ。
ジュリエットと比べると、年上な分、多少は憎しみとかをくっつけてるけどね。
基本ロミオも白だなぁって思いました。
↑
これ、衣装観てて思ったんですw
ロミオ<ベント―リオ<<マーキューシオの順で、衣装の装飾が多かったww
そして相手への噛みつき具合も衣装と比例してるんだw
衣装についてる色々が少なければ少ないほど柔軟だなぁって思いました。
脱線修正(笑)
それぞれの家の大人たちも、ロミオやジュリエット、そしてティボルトみたいに、原因も定かではなくなった争いの為に色々歪められてきたはずなのに、自分たちの次の世代にも憎しみの種を植えつけてるんですよね。
で、こっからOP。
ステージに一人立つ『死』
『死』が腕を上げると戦闘機が飛んで、争いが始まる。
導入部では争いや戦争の全ては『死』の仕業って感じに見えます。
でも舞台が進むにつれて、実際にその決断をしてるのは『人間』なんですよね。
妬みや嫉み、自己中心的思考、そこから始まる対立、そして争い。
これが国対国になると、戦争になる。
争いも破滅も、全部自分たちの選択の先にあるもので、だからこそ『死』があんなに抽象的なんだと思いました。
全ての悲劇は『死』が仕組んだものではなく、両家の憎しみの感情が『死』を引き寄せた結果。
『死』は人の感情に呼応して、時にヴェローナ全体を包み込み憎しみを増幅させ、時にロミオの影法師として、彼の死に対する恐怖を煽りながら破滅へ誘う。
描かれてないけど、影法師としての『死』は登場人物一人ひとりにも付きまとうものだろうなと思います。
そして、両家の争いの幕引きの為に、憎しみに染まっていない二人が選ばれ、その為に生き急がされたんだろうと。
大人の世界の縮図が若者達で、大人の罪を若者(子供)が償うって、形は変わっても、今も昔も変わらないなぁって思いました。
そしてもう一つ、大人世代VS若者世代の戦いって見方も出来るなと思いました。
結局大人達は自分たちの選択の為に、大切な人達を亡くしてしまったんですよね。
なんか、ようやく古典が理解できた気がする。
ブラック・コメディではなかったです(;^_^A アセアセ・・・
あ、初見の感想の補完になりますが、単純に肉体が終わる『死』と、この舞台の『死』の違いって、心の中の憎しみの増幅装置としての機能の有無だと思うので、この舞台の『死』は私的に悪魔的だと思いました。
あとは。。。映像とセット。
私の中で、小池先生は映像使ってヘタってイメージで(^▽^;)
だから、いっつも映像が入るとドキドキしてたけどwww
レディ・べスからかな、安心して見られるようになったの。
今回はとっても好き。
ただ、ロミオはどこだの吹き出しは、はっきり言っていらねー(毒)
セットは何となくですが、WSSがポンと浮かんできたんですよね。
なんでだろ?
シンプルな作りの物や、見立てで舞台に奥行きが生まれるのが好みなので、今回のセットも好き♡
あとは。。。←言いたい事、とりあえず全部書くwww
面白いなと思ったのが、キャピュレットとモンタギューのダンス。
紋章はキャピュレットが獅子で地の王者、モンタギューがドラゴンで空の覇者のはずなのに、ダンスは真逆。
キャピュレットがジャズ的なダンスで、モンタギューはストリート。
紋章を基準に考えたら、ダンスし逆のはずなんだけど、両家の性質を考えたらこのスタイルなんだなぁって思いました。
上昇志向のお家柄と地に足がついてるお家柄の違いですね。
基本的に色々ツッコミどころは多いかなぁって思いますが、そこはほら、皆が識ってる物語を歌とダンスで上質のエンターテイメントに仕立てるスペクタキュル。
ツッコまずに世界観に入り込んだ方が楽しいもん

これがストプレだったら、ものすごくツッコんでたと思いますwwww
こんなもんかな、でもまだまだ思いだしたら書きます。(あと、時間があったらねw)
それでは次いってみよー(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!