けどね、『エリザベート』はとっても好きな作品で、
今回は、日本初演のエリザベートが帰ってきたのを見たわけで、言いたいことが多すぎて、言葉が想いに追いつきません。
演出もそうだし、トートダンサーも何か違ったし。
無駄に長くなりそう。。。。。
って前置き書いてる間にさっさと本題入れーーーwwwww
はい(`・ω・´)ゞ
えっと、8月24日マチネと8月30日ソワレを観ました。
キャストは8月24日がこちら
結局ね城田トートは見ることができませんでした。んーザンネン(;´・ω・)
去年の帝劇の時は、キャスト発表時点で何が何でも帝劇で!!って思ってたけど、南太平洋の大ちゃんに夢中でチケット取るのをあきらめた私。
まぁ、きっと取れなかったと思うけどw
1年越しでようやく観ることができました。
けど、花ちゃんシシィを見れれば満足って思ってたので、1枚しかチケット抑えずにもう一回観たいって発狂www
2枚目も無事GETしました(^▽^;)
エリザベートの世界に身を置けて、とっても幸せでした♡
この前のざっと感想でも書いたけど、今回の『エリザベート』は、死者が死者として生前を再現してる感じがすごくしました。
今までは、導入としての死者の世界があって、エリザベートの生涯と死者の世界はなんとなく繋がってなかったんです私。
たぶん変わってないんですよ大きな部分では、けど、今回いっぱい気づいた事があって。
例えば、主体になってる人以外の人の動きに滑らかさがない事とか。
今までは、侍女のダンスや動きのカクカク加減が、なぜかドイツ系だからとか思ってたんです。
私のドイツ人のイメージってそんな感じw
四角四面、規律、ルールを厳格に守る感じですね。
でも今回、あ、死者だからだって思いました。
「悪夢」のシーンでも、みんな話せなくなってるし。
終演に近づくと、トートとルキ―二以外の人は「あ゛ー」とか「ヴゥゥ」とかしか言ってない。
いや、もともと言葉は出てなかったんですけど、今回特にそこがはっきり分かりました。
だからかな、花總シシィでも蘭乃シシィでも、死者の世界ってイメージのブレがなかったです。
それでは二人のシシィについて。
あ、名前の前のバラは二人のイメージです。花總まりさん
花ちゃんシシィですが、わたし、日本初演の時、宝塚大劇場でみてるんです。
この『エリザべート』で宝塚もまた新しい幕を開けたなぁって思います。
なんて言いながら、観たのは星組さんまで。
ちょっとイラッとしたことがあって、暫く宝塚から離れてたので、その後の宝塚版のエリザべートは観ていません。
なので、花總シシィは約20年ぶりくらい?(^▽^;)
宝塚の時は、どちらかと言うと白城あやかさんのシシィが好みだった私です
あの時の花ちゃんシシィはとっても硬かった。
基本的に自分以外の全てを拒絶してた記憶があります。
で、唯一しつこく追いかけてきたトートを受け入れた感じたったかな。
少なくともそう感じてました。
研究科5年か6年頃で、でもトップ娘役でこの難役。
しかもイチロさんのサヨナラ公演。
きっとね、いっぱいいっぱいだったんだなぁって思います。
あ、因みに彼女の初舞台の口上もみてるや私。
月組のベルばらの初日、今回のゾフィ役涼風真世さんのお披露目公演ですね。
なんか、今回の『エリザベート』はいっぱい色んな事が繋がっちゃう。
おっと、脱線注意
さて、そんな20年ぶりくらいの花總シシィ。
出てきたときの気品と可愛らしさ、天真爛漫さはすごい!!
そして、花ちゃんシシィは透明で、前に出てないなぁって思いました。
プリンシパル、アンサンブル含めて全部フラットな感じ。
シシィもやっぱり死者なんだなって、もしくは、煉獄の死者たちが抱いてるイメージかな?
だけど、だからこそ、物語が進むにつれてどんどんシシィ像が浮き立ってくるんです。
そして、シシィの人生とハプスブルクの終わりが、リンクしていくのがすごく分った。
1本の記録映画を観てる感じがとてもしました。
だからムービーぽいって思った。うん。
そうそう、今回、ちょっと歌い方がちがうなって思ったんですね。
今まで見てきたシシィより、テンポが速くて淡々としてると思いました。
歌い方を変えてたんですね。あとでプログラム読んであーそうなんだって思いました。
だからかな「私だけに」が、初めてシシィの希望の歌に聞こえたんです。
演出も壁に阻まれても、自分は強く生きるって感じだったし。
もしかしたら、リーヴァイさんも「希望」の歌として作ったのかな、なーんて思ったりね
拒絶の歌として聞いてた時より、とっても納得しちゃいました。
あと、印象に残ってるのが「私が踊る時」ですね。
あのふふんって感じの表情や、ツンってした感じが、シシィが自分の境遇に挑んでる感じがとてもしました。
トートに向かって歌ってるんだけど、ゾフィーやフランツ、そして宮廷生活に対するものでもあったんだなぁって。
花ちんのシシィは「死」に魅かれながらも、人生に立ちはだかる壁に対して、希望を持ち続けて立ち向かったシシィだと思いました。
女性的な強さを持ったシシィかな。
だから鏡同志であるはずのルドルフと「死」の選び方が違うし、煉獄にはいないんだと思います。
彼女は完全なる自由を手にしたことがとても理解できるシシィでした。
またまだ精神病院のシーンとか、ルドルフとのシーンや、書きたいこといっぱいあるけど、止まらないのでこの辺で。蘭乃はなさん
出のシーンでの可愛らしさは花ちゃん以上かなと思いました。
で、天真爛漫っていうより、お転婆?破天荒?wwwそんな感じ。
興味が湧いたら、何やらかすか判んない雰囲気のシシィでした。
花ちゃんが、存在をフラットにして物語全体とシシィ像を伝えてくれたのに対して、シシィの人生のトピックをビビッドに伝えてくれたかなと思います。
イメージ的には紙芝居の感じですね。←語彙が欲しい。。。悪い意味じゃないです(^▽^;)
連続性より、ハイライト的な感じと言えばいいのかな。
うんそんな感じ('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)
出てきたら、そのシーンを印象付けていくし、とっても強いシシィで、とても外国人的。
ぱっと出てきたのが、マヤさんのシシィでした。
マヤさんのシシィと、おんなじくらい強いって意味ね。
不思議ですよね。
ウィーン版トートのマテが、日本に来たら、とっても日本的なトートを演じてくれたのに対して、純粋日本人の蘭乃さんに外国人の強さを感じるって。
ビビッドさや、その強さとか、とても興味深かったです。
歌もとても丁寧に歌ってたし、ちゃんと伝わってきました。
特に年齢を重ねていった部分は、おお~って思いました。
あと、夜のボートのシーン。
初めの音が高い気がしました。
で、あ全部ファルセットで歌うんだなって思ってね。
色々言われてるけど(まぁ、劇場内や地下鉄乗る時も聞きましたよ)
すごくエリザベートを大切にしてるのが伝わってきたし、沢山試行錯誤してるんだと思います。
それに、役者ごとに役の解釈も違うし、観客の受け取るものも違うし。
どれが正解で、どれが不正解ってのはないと思います。
あのビビッドさとキラキラした存在感は、彼女の武器だと思うし
私的には、蘭乃シシィも納得できたので満足です
ていうか、どーしよー
シシィだけで長くなっちゃった(;・∀・)
思い出語りするからだよね。。。。。
だけど、いっぱい思い入れあるんですもん。
芳雄トートにゆんルドに、いっくん・成河さんのルキ―ニに、カナメさん・タータンさんのゾフィーにフランツ万里生くんに、ハマコちゃんのルドヴィカとマダム・ヴォルフに、トートダンサーに。。。。
書く事いっぱいあり過ぎて、終わらない。
一体終わりはやってくるのか?
それとも途中で終わるのか?
とにかく9月中には終わらせたいと思います。
またお付き合いいただけたら嬉しいです。
それでは