こんばんは(*^-^*)

台風どんな感じでしょうか。
コース見てて、熊本はあんまり影響ないかなぁって思ってたんですが、ちょっと西風が強くなってる気がしました。
四国・近畿・中国地方の皆さん、十分注意されてください。
危なくなる前に避難してくださいね。


さて、終わってから書くとか言ってて、やっぱり語りたい衝動に負けちゃう私(^▽^;)
何て意志薄弱な。。。

でもアレですよね。映画もあったしストーリーは皆さん知ってるし。
書いちゃえびっくりマーク


どっから行こうかなぁ。。

まずはオリジナルを始めてみた時からかな。
10数年前になりますね。何年だったかは覚えてないんですけど(-_-;)
帝劇最前列で見ました。
はい、記憶がございません(笑)
幕間に友達と二人、しばらく椅子から立てませんでした。
歩き出しても、膝に力が入らなくて、足がカクカクしてたww
お話の内容も、どんな演出だったかも、全く覚えてなくて、ただただ衝撃とバリケードだけが残ってたって言うね(^▽^;)
ソワレも取ってたので、今度はS席最後列から全体を観て、ようやく作品自体を理解できました。

そうそう、マチネを観た時、隣の席の方がオーバーチュアで泣きだされたんですね。
すっげー、ここから入り込んでる人がいる目
なーんて思ってんですけど、翌年同じ状態になった私です。
ジャ・ジャーン♬ ダー。゚(T^T)゚。みたいなwwww

初めて博多に来た時は、お休みや夜勤明けの日は、ほとんど博多座にいたきゃっ

んで、観るたびに感情移入する人が違うんですね。
一番多ったのはジャベールでしたけど。私、女性なんですけどね。
きっと、一番自分の気質に近かったのがジャベールだったんだと思います。
融通が利かないところとかね。
だって肥後もっこすだもーん。私うしししっ

もちろんエポニーヌやファンティーヌ、コゼットにも感情移入してるんですけど、やっぱジャベールが多かったなぁ。
意外な所では、グランデールかな。
こうね、アンジョルラスを挟んで、マリウスに嫉妬してるところに共感したみたいで(^▽^;)
ありますよね?
一番の仲良しだったのに、あとから来た人に間に入られてモヤモヤするのって。

まぁ、別の観方もしてたけどww
友情を超えちゃったところの三角関係www
ケアード氏も、その辺意図して演出してると思う( ´艸`)
だってイギリスの方ですもん♪

あれ?私シャン・バルジャンには共感してなくないかい?
してななぁ。。。なんでだろう。
バルジャンは象徴として観てたのかな。

うん、きっとそうだうん



そして、舞台装置も大好きでした。
オリジナルの装置は盆とそれからバリケード。とってもシンプル。
バリケードがパリの街になり、ABCカフェになっていく。
大きなセットがないので、セットを移動するときのゴロゴロって音も聞こえない。
ガッツリ物語の中に入っていけてました。

それに、各自のソロの時(特にファンティーヌとエポニーヌのソロ)は、広い舞台上にポツンってキャストがいて、より役の孤独感が伝わってきたんですよね。

ライトも良い効果を出してて、暗い舞台上を切り取って照らすことで、今どこにいるのかが判るの。
セットも、映像もないのに、どこかが判るんです。

そうそう、ライトで言うと、オリジナルの時の方が天に召されていく時の光が、よりはっきりしてたように思います。

オリジナルって、空間がある事で見る側の想像力を刺激してくれる。
よく言えば、観客の想像力を信じてくれた演出。
悪く言えば不親切なww演出なのかな(^_^;)

でも私的には、大好きな演出でした。



最後に、オリジナルで好きなシーン。順不同。思いだした順。

薔薇アンジョルラスのバリケードでの戦死。

バリケードの上で、赤い旗を背に天国への光を浴びてるシーン。←号泣ポインツww
2013年度バージョンでは、荷車の上だったのがすごく残念だった。


薔薇ガブローシュのバリケード前での絶命。

歌いながら、自分を鼓舞しながら、仲間のために兵士の死体から銃弾を集めていく。
子供にさえ容赦なく銃弾を浴びせる兵士。最後の力を振り絞って仲間に銃弾の入ったバッグを投げて、天に召されていく。
新バージョンでは、ハイライトになってましたね。
初めて観た時は「え~っ」って思ったけど(^▽^;)


薔薇カフェソングの時、マリウスの背後に並ぶアンジョルラスたち。

悲しむマリウスを、みんなで、すごくリラックスして見てるシーン。
無言の中に「お前は俺たちの分も生きてくれ」って思いが、ぐわぁ~って来ました。
そして静かに捌けていくんですね。
マリウスに思いを託して。(って私は受け取ってます。)


薔薇対決のシーンと自殺のシーン。

初めは何を歌ってるのかよく分んなかったけど、バルジャンに集中したり、ジャベールに集中したりしてるうちに、歌詞(台詞)の内容がつかめて、大好きなシーンになりました。
特にジャベール。
牢獄で罪人の子として生を受けたことが、正義に対する執着になったことが良く分ったんです。
罪の中で生まれたからこそ「神に背くことのない真っ当な人生を歩まなければいけない」って自自分を縛ってたんだな。
だから神の赦しが理解できなかったのかなって。
そして最後は自分の情さえも赦せずに自殺していく。
神の愛に背く一番の罪は「自殺」
だからこそ、ジャベールの死は闇の中に沈む演出なんですよね。
彼には天の光は射さなくて、最後の「people's song」のシーンには彼は出てこない。
天国に行けなかったんですね。
彼も一生懸命生きたのに、最期の選択を間違ってしまった。
バルジャンが『独白』で光に向かって歩き始めたのと対照的に、同じ曲の『自殺』で闇に飲まれて行っちゃいました。
悲しいなぁ。。。。

あら、ジャベール語っちゃったゆ


薔薇「one day more」と「people's song」

「one day more」は上手と下手に、荷造りをするバルジャン親子とマリウスとエポニーヌがいて、アンジョルラスが飛び出して学生や市民が次々に舞台上に出てくる。
そして、センターのセリからテナルディエ夫妻が出て来て来てました。
このシーンでバラバラだった登場人物たちの物語が一本の線で結ばれるんですね。
革命前夜を象徴してて、昂揚感が半端なかったです。

「people's song」は、先に逝った人々の歌が、ピアニッシモで聞こえてくるんです。
たぶん初めの方はほとんど聞こえないと思います。
それがどんどん大きくなっていって、最後はバルジャンも入っての大合唱。
人の動きと、声の大きさが比例していて、バルジャンの魂が天に還ったことをすごく感じられました。


あと、エポニーヌの『恵みの雨』やマリウスとコゼッとの結婚式のシーンも好き。
結婚式のシーンは、盆が回ってたので、テナルディエ夫人が食器を懐にいれる所も見れるし、元アンジョルラスの給仕との絡みも観れてすごく楽しかったなぁ。

他にも、大好きなシーンは沢山ありました。
思い入れが強いシーンも。
あ、オープニングのなーんにもない所に囚人が出てくるシーンも好き。
労働をマイムで表現してた。

もちろん、『夢やぶれて』も『オン・マイ・オウン』も好きです。
あ、コゼッととマリウスとエポニーヌの3重唱も大好き。

演出自体が古くなったって言っても、やっぱりオリジナルの演出を観たいって思います。
ムリだろうけどね。

なんか、纏まりなく語っちゃった(^▽^;)
ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。

でも、ここでは終わりませんびっくり!!
まだ2013年と2015年語ってない。
付き合ってやっていいよっていう奇特な方がいたら、お付き合いよろしくお願いします。

それではおやすみなさい<(_ _)>