2.Sep.2007(sun)

 

朝方冷え込んで、寒すぎて眠れなかった・・・ガーン

 

6am朝食。といっても時間はテキトー。それぞれ起き次第、みたいな。

 

カリジニ国立公園で今日からさまざまな峡谷のウォークトレイルへランニング生易しいもんではない

20億年にわたり削られてできた峡谷がいくつもあり、

非日常の地形の中でアドベンチャー体験ができる。

 

8am前、車で最初に到着したのがジョフル・ゴージ(Joffre gorge)。

朝の寒さで体が冷え切っていたけど、日が昇ってきたら暖かくて気持ち良い。

あまり眠れていないので、朝日が目にしみるグラサン

 

着いて数分後には崖を下り始めている

ウオーキングトラックは道なき道を進むので、勝手知らない旅行者だけでは危険な箇所も多い注意どこが正しいルートなのか、1人だったらまるでわからない。

成層岩のひだひだの岩肌にしがみつきながら、足場を確認しつつ、奥へ奥へと向かっていく。

 

20分ほどで、滝が流れ落ちる最終地点に到達。

ジャーマン神父のカール♂が早速泳いでいる上矢印

 

寒いので泳がず。ここで泳いでたのはカールとイーファー♀だけ。

 

泳がない6人とクリスは滝の上の方に登って、下を見下ろしたりして、

この独特の岩でしばし遊ぶ。

 

下矢印遊び終わって降りていく。濡れているところは滑りやすいので、かなり慎重に・・・

このサイズ感が伝わるだろうか

40分ほどのんびりし、30分ほどかけて、また車の場所まで登っていく。

 

ジョフル・ゴージから車で約15分、一旦キャンプ地に戻り小休止。(10am)

ちょっと早めのランチだった気もする(忘れた)

この赤土上矢印これぞ、オーストラリアって感じほっこり

 

マグスの背中にリンダが、リンダの背中にグラハムが、グラハムの背中にイーファーが、4人一列になってせっせと日焼け止めを塗ってる様が面白かったカメラパシャリ

朝は冷え込むけど、昼は暑くなるあせる紫外線が日本の7倍とか聞くし太陽

キャンプ生活中は化粧は一切しないけど、日焼け止めだけはこまめに塗るパック

 

11amごろ、再び車で移動。

15分ほどで2つ目の峡谷、ハンコック・ゴージ(Hancock Gorge)に到着。

カリジニのウォークトレイルにはグレードが示されていて、クラス1~6まで。

上に行くほど難度が高い。

6は、どこの峡谷にもあり、ロッククライミングやアブセイリングのレベル。

それはやらないので除いて、ハンコック・ゴージはクラス4~5だ。

クラス5は『手つかずの自然環境の中、ほとんど判別できない道(ジョフル・ゴージも同様)を行く。地形は荒れていて、高い体力が必要。ユーザーは高度なアウトドア知識を備え、自己責任での準備が必要。他の人と会うことはほとんどない。 天候が安全に影響を与える可能性がある(突然の雨による鉄砲水とか)。峡谷探索は朝から始めましょう』と、スタート地点の看板に書いてある。道先案内人がいないと、素人だけでは絶対に無理だ真顔

 

車を止めた場所から、はしごを下りた後、峡谷の狭い洞穴を通って奥へと進み、

最終地点のカーミッツプールまで1.5㎞、片道1時間のトレイル。

 

さまざまな色の成層岩への急勾配の下り道のため、「地球の中心への旅」と言われている。人ひとり通るのがやっとという崖沿いを進んでいく。

 

写真をあげたらきりがないので、途中の1か所だけ・・・

岩に両手両足をかけて進む下矢印スパイダーウォーク

 

小さい頃、父によく山や川に連れて行ってもらった。

上が兄だったこともあり、大きな岩によじ登ったり、足場の悪い岩場を歩いて探検的なこともよくした。ごつごつした岩場を歩くとき、常に2~3歩先を見ながら、次はどこに足を乗せたらいいか、ぐらつきそうな石を選ばないことも、滑りやすい岩場を歩く時の感覚も、自然とその時に身についた。ジャイアントツリーをなんなく登れたのも、きっと子どもの頃の体験のおかげだ。

先導しているクリスの後ろにぴったりついて進んでいて、ふと気づくと、後ろとすごい差が開いていて、2人だけになっている。

「ちょっとここで待ってて」とクリスが後ろの様子を見に行くという場面が何度もあった。

スパイダーウォークの写真上矢印もそうで、後ろ向きの青シャツが様子を見に戻るクリス。

クリスは私のことを「他の女子よりたくましい」と驚いていたにやり

 

そんなこんなで1時間。最終地点カーミッツプー(Kermit’s Pool)に到達流れ星

入浴剤を入れたような、きれいな緑色にちなんで命名されたらしい。

岩場から回転しながら飛び込む野生児クリス

ザバーンアセアセと飛び込み、水面に顔をだしたクリスが「来い!」と

えッキョロキョロ飛び込まないよーあせると言いながら、泳ぐため水着に。

(いつでも泳げるように朝からTシャツ&ジーンズの下に着用している)

「Rは飛び込めビックリマーク」と下からクリスがあおってくるので、

クリスが跳んだ岩より少し低い位置を選び、鼻をつまんでジャンプカエルドボーンアセアセ

気持ちイィ~キラキラ

N以外はみんな泳いだ。

45分くらいこの天然のプールで泳いでたから、N、かなり暇だったんでは・・・

 

そしてまた元来たルートを1時間、車の場所まで戻るランニング

水着が濡れたまま上から服を着ても、歩いているうちに乾いてしまう。

 

14:30、本日3つ目、ウェアノ・ゴージ(Weano Gorge)に到着。

ここのグレードはクラス3~5。最終地点のジェイドプールまで1.5㎞、片道1時間のトレイル。

ここでも岩肌にへばりつきながら難所を進む。

 

途中のハンドレイルプール。滑りやすい岩場をほぼ垂直に降りてくる

上矢印ビルおじさんを下から支えるクリス

 

最終地点のジェイドプール

日が暮れると危険なので、ここではあまり長居せず、さくっと引き上げる。

16:30頃、スタート地点へ戻る。

 

(16:50)本日最後に、オクサー展望台(Oxer Lookout)ヘ下矢印写真右上

ジョフル、ハンコック、ウェアノ、レッドの4つの巨大な峡谷の合流点を見渡す、壮大な景色。

写真で一部を切り取ると、どうしてもしょぼくなってしまうけど・・・

 

20億年という、想像の域を超えた年月を経た岩肌と、切り立つ断崖。

人間の営みの儚さを思い知らされる。

 

今日は一日峡谷を歩き回った。水が冷たくて泳ぐのは少し寒かったけど、楽しかった。

すっかり赤茶色の土まみれになって、このままじゃ眠れない。シャワーへ。

シャワーやトイレの小屋に入るのがためらわれるのは、オーストラリアにはレッドバックという毒蜘蛛がフツーにいるから(ここ数年で日本でも出没するようになっているセアカゴケグモ)。小屋の中って蜘蛛の巣張りやすいし、便器の裏とか気づかないところに居そうで怖いガーン

 

言うまでもないが、こんなところにあるシャワーはお湯が出るわけもなく、完全な水シャワー。

出来るだけ短時間でささっと済ませる。

 

シャワーから出たとこで、クリスに遭遇して「がっかりだ」と言われた。

昨日、車内でクリスが『5日間チャレンジ』をみんなに提言していた。

ブルームまでのキャンプ生活中、シャワーなしで耐えよう!というチャレンジだ。

なんとなくそんな予感はしたけど、あんま聞いてなかった。

聞いてたにしても、あの汚さでは眠れない・・・

(この話をしている最中にNがシャワーを使っていた)

 

20時前に夕食。今日はパスタ。相変わらず、ほのかなランプの明かりで食べてるので、

どんな色のパスタなのか、フラッシュ付きで写真に撮って見ないとわからない。

 

夜はクリスの提案でカラオケ大会。アカペラで何か歌って、と。

・・・誰も歌おうとしない・・・なんか空気重いぞ・・・

とりあえず、場を持たせようと、『スキヤキ・ソング』を歌っておいた。

やっぱり国が違えどみんな知っていた。

クリスが、前回の車でも日本人の集団がそれを歌って、その時はかなり盛り上がったらしい。

やっぱり、それもY♂がかなり盛り上げたみたいにひひ

 

ブルームの『月への階段』は日本人ウケするのか、

その時期はソレ狙いの日本人ばっかになるらしく、

「だからその時期を避けた」と他国の面々が言っていた。

日本人が「中国人観光客ばっか」と言うような感覚だろうかはてなマーク

 

カラオケ大会は全然盛り上がらず一瞬で終了。

クリスと個人的に話してたら、「15日、パースでBig Partyあるけど来るはてなマーク」と誘われた。

行きたい!!けど、15日って、まだダーウィンに向かってる旅の途中…行けねぇ~えーん

 

おっちゃん2人(ビルとカール)とクリスは21:30頃、テントへ。Nは22時頃、小屋へ。

 

残った5人で静かに楽しむ。

ハイネケンの樽を太鼓のようにたたくグラハム

 

22:30頃、自分も小屋へ。Nと2人で少し話す。

全く気付いてなかったけど、Nの観察眼によると、どうやらイーファーがクリスを狙っているらしい恋の矢昼間、水着姿でめちゃくちゃアピールしてたとか。全くきづかんかった・・・