最近、JALが、各紙面で賑わしてますね。
やはり、JALは、潰すべきなのか、、潰さないべきなのか、、
今回は、JALの存続について述べてみたいと思います。
JALは潰さないべきかをまず、考えてみたいと思います。
理由としては、
大きすぎて潰せない
が考えられます。
大きすぎる故に与える影響を考えると計り知れません。
単純に考えてみると、まず、潰すとJAL社員47,970人が路頭に迷うことになります。
この経済情勢で、簡単に再雇用は厳しく、失業給付の国の負担額だけでも500億円前後いくような感じがします。
また、潰れてしまうと、利用者にとっても打撃があります。
年間のJAL利用者の人数の正確なバックデータは入手できませんでしたが、おおよそ数千万人に影響すると思います。さらに利用者が減ってしまえば、空港の発着料収入が下がり、空港まで財政危機に陥る可能性すら考えられます。
最後に、関連会社を多数抱えているため、もちろんJALを潰すと多大な影響が・・・・
次に潰したケースに関して考えてみます。
潰すための主な理由として以下の2つが挙げられると思います。
1.無駄な税金になる可能性
2.モラルハザードの観点から
今回の数千億で終わらず、今後も国庫による資本注入が続くことが、過去のJALの歴史などを見ても大いに考えられます。単なる物乞い状態です。金がねーからくれーーくれーーーでは、JALは、いつまでたってもダメなままだと思います。
損失が重なるたびに資本注入しているとなると、その原資である税金を完全に無駄に使っているとしか言い様がありませんし、このように、赤字になって、つぶれそうになって、泣きつけば、お金がでてくるとなると、モラルハザードをおきてしまいます。また、他の会社にも悪影響を与えそうです。
そして、この経済環境の中でJALだけが助けられるというのは、雇用などの兼ね合いがあるとはいえ世の中の納得得るのは非常に困難と考えます。資本注入をするにあたっては、事業改善計画が必須と思いますのでどういったことが必要かを考えてみたいと思います。
JALがこのような状況に陥った・陥っている理由として私はアメリカ3大自動車メーカーとほぼ同様と考えてます。
(今回は原油のヘッジ失敗云々に関しては語りません。退職者の年金問題もマスメディアで騒がれておりますが年金というもの自体が、賃金の後払いという観点から考えるに退職者の主張は至極真っ当なものであるとの考えから言及しないことにします。)
コスト高い(労働組合などが10前後もある上、平均賃金なども高い)
ブランド力がない(車メーカーの場合は魅力のある商品がない。JALでなければ!という所が殆どない)
この2つの大きな問題の解決策を何かしら見出せない限り、際限なく資本注入をする必要がある懸念があると思います。
特に世論をの支持を得るために、JALには早い段階で明確な再建計画及び返済計画を出してもらいたいところです。
最終的な結論としては大きすぎて潰せない(影響が大きすぎる)ため、JALには頑張ってもらいたいところです。
EJ & KEN