病理医の診断(組織診断報告書)によると…
・漿膜下に15cmの筋腫
・1cm程度の筋層内筋腫10数個
漿膜下筋腫は通常の子宮筋腫。筋層内筋腫のなかに細胞性の高い筋腫あり。肉腫ではなさそう。
・子宮内膜の一部に腺管密度を増した部分があり、複雑型子宮内膜増殖症を考える
・軽度の慢性子宮頚管炎
子宮全摘手術を決意したのは頻尿と便秘がつらくなってきたからです。貧血にならず、他に目立つ自覚症状がなかったので、閉経後に筋腫が小さくなったら手術を免れるかもという考えもありました。結果的に子宮全摘手術を選び、病理診断報告書をみて驚きました。
これはΣ(´□`;)閉経を待ってたら重症になる可能性大だった??子宮内膜増殖症を自覚症状が出るまで放っておいたら子宮体癌になってたかもしれないし全摘して良かったことの一つと思います。
術前のMRIで「富細胞性平滑筋腫と思われる」ときいていました。筋腫が数個あることもきいていて、何となく一番大きい筋腫が富細胞性かと思っていたら違いました。可能ならこれが大きくなるスピードを観察してみたかったです。その前に便秘でイレウス起こしそうで残念ながら待てませんでした。
自分の年齢や筋腫の数、大きさを考慮して開腹で子宮全摘することに異存はありませんでした。縦切りも快諾です!病理診断結果をみた主治医から改めて「富細胞性の筋腫を核出しなくてよかった。内膜増殖症もあるし子宮全摘してよかったと思います。」と言われました。
富細胞性筋腫について主治医に尋ねてみたところ…婦人科のDr.だからか?詳しい説明はなかったです。調べて下さらないのか!?とにかく私は「悪性の所見なし」だそうです。
どうしても気になるので専門書を購入して読みました。
専門書は高額(@_@;)簡保の払戻金を投入しました。様々な症例がカラー写真を交えて解説されていて見たがりの私に向いている本でした。この本以外にネットで読める文献も漁って私なりに理解したことは…
①富細胞性筋腫(cellular leiomyoma)は肉腫との鑑別が難しく、術前の画像診断のみで結論づけることは困難。術後の組織診断をもって良悪性を判断する。
②富細胞性筋腫であれば通常の子宮筋腫と同じ経過をたどる。つまり良性である。
③通常の子宮筋腫に比べるとやや再発しやすいので核出する場合は筋腫をとりきるべき(執刀医の技能が頼り)。
④富細胞性筋腫は通常の子宮筋腫よりも細胞密度が高く柔らかい腫瘍。
富細胞性筋腫は症例数が少なく、肉腫はさらに希少。診断も治療も試行錯誤中なのでしょうか。でも文献や書籍を見ていると2000年よりは2010年が、さらに2015年の方が着実に研究が進んでいます。ある程度は術前診断の指針もあるようですし、ありがたいことに先人の臨床データは蓄積されて活かされているようです。
