僕らが旅に出る理由 -12ページ目

僕らが旅に出る理由

音楽と食べ物と気持ちがいい場所。




海老の殻を黙々と剥いている。

手足をもぎり、殻を外す。
しっぽを外す。

背中側に 包丁をスッと入れ
背わたを引きずり出す。

もしこれが人間だとしたら・・・・

そんなグロテスクなことを考えながら

聴いている音楽。

たま。
1990年代 多感な少年時代にこのバンドに
出会ってしまった。

ノスタルジックで 煙突のけむりが立ち上る
夕暮れのような。
知らない街を 独りで歩く暗い路地の寂しさのような。
高熱を出した日の悪夢のような。。
つげ義春の作品のような。
夢野久作のような。
中原中也の詩のような。

こんな音楽に心掴まれ、
ゆやーん ゆよーん ゆやゆよん。と
揺蕩う青春を送っていたのでした。

なんて音楽を聴いていたんだろう。
ゼータクな時代に生まれたな。と

そんなことを考えながらいつのまにか
エビチリ完成。