夫々のトイレとタンクはパイプで繋がれていて大量の水を使って汚物を流す訳には行かず言うまでも無く飛行機に積み込める水の量は限られているからです。然し、水を再利用すれば、使う毎に汚くなります。また、機体の構造上、トイレとタンクにそれ程高低差が有る訳では無いので、極端にパイプに傾斜を付けると言う事も出来ないんだそうです。其処で機密的な秘密は、機内と機外の気圧の差にあります。通常飛行機が飛んでいる高度約1万mの上空では、機内は約0.8気圧、機外は約0.2気圧となって居るんだそうで、此処で重要なのは、空気とは気圧が低い方に流れる性質が有ると言う事!中学校の科学(理科)で習いましたから此処では・・・・・判らない?それはご勝手に!学校時に学ばなかった付けです。実は、トイレとタンクを結ぶパイプは機外と通じています。皆さんが水洗ノブを回すと、トイレとパイプを遮断しているバルブが開き、汚物は少量の水と共に、気圧の低いタンクの方へと、”シュゴーッ”(此の音でお判りかな)と言う音を発して流れて行きます。此の時に空気は機外に逃げ、汚物だけがタンクに集められます。此れって家庭のトイレや新幹線のトイレでも同様の仕組みをを用いているよ! それでは、機内と機外の差圧差が生じていない地上や、差圧差の小さい低い高度を飛んで居ると時に、トイレを使用した場合はどうなるのでしょうか。さ~ぁ此れから確信に振れますがそれは次の機会にネ。