人がお亡くなりになると街の雀達は挙って天才だの秀才だのと生やし立てて語るが故人立川談志!は間違いなく落語会の貴人(此処は奇人とは記載せず)なのかも知れない。私も落語は好きで東京オフイスが近くにある都合暇を見付けては上野鈴本演芸場へは好く通って高座を観たものですが、当時談志が真打に上がり絶好調の時で円楽や小さんと言った当代を向うに回し堂々と彼らの前で講釈を垂れていた。その談志は真打を一度では通過出来ず落語の奥深さを学んだと後の落語会暴露本の中で記しているのですが、本音か芸事かは定かではない。その談志の言った語源の中で今以て大切に思う語源は、『坊や好く覚えておけよ!世の中に在る物全ては人間が作った物でその人間が作った世の中を人間が壊せないと言う事は無い』今!の私には最高の贈り物です。 合掌!