このレンズ、無限遠∞位置だと前ピンで、スプリットイメージでも僅かにずれているのが分かる状態だったが、絞り込めば分からんだろうと気にせず使っていたが、近接の場合やはり気持ちが良く無いので調整する事にした。




先ず、距離表示環のゴムを爪楊枝等を差し込んで取る。




レンズのトップパーツは左に回して外す。



前玉ユニット緩み止めのイモネジを抜けない程度に緩めて、前玉ユニットを左に回すとユニットをごっそり取り外す。




先に緩めたイモネジの頭が出ない様に締めておく事、頭が出ていると距離表示環が外せないからだ。
次に距離環を止めている3本のネジを取ると、距離表示環が取れる。



距離表示環を外すとストッパーのロックネジが3本有るので緩めておく、外す必要は無い。





イモネジを緩めて前玉を装着し遠景のビルなどでフォーカスが合う位置をヘリコイドが前後する部分を回して探り、フォーカスが合った所でストッパーを移動させ3本のネジを締める。




距離表示環を戻し∞の表示に合うようにして、3本のネジを締めて固定する。



次に開ける際にやり易いように、ゴムを嵌め込む所には両面テープを使った。




ゴム環や他のパーツを戻して終了。
ストッパーと距離表示環のロックネジが別になっているので、確実な調整が出来る。他のレンズではロックネジを共用しているものも有るが、このNIKONの方が良いと思う。