RICOH XR500はフルマニュアルメカニカルシャッター一眼レフカメラで、電池が切れても写真が撮れるのだ。どうも露出アンダーを示すので過去に調整したのだが、低照度時にやはり露出アンダーになってしまっていたので、再度調整してみた。
XR500の名の通り、最高速は1/500秒だが特別ボケを活かした写真を望まない限り、実用上問題無い。また、M42マウントなのでTakumarなどのPENTAXのレンズも使える所が良い。



(1)正面の2本のネジを外す。
取り付ける際は、軽く締めないとご覧のようにクラックが入ってしまう。私は接着剤で補修した後、軽くネジ止めした。


(2)横のネジ


(3)レリーズボタンの化粧パーツ、ネジを完全に抜き取る必要は無く、パーツが外れる程度弛めれば良い。


(4)巻き上げレバーの化粧パーツを、このネジを弛めて外す。


(5)カニ目レンチなどを使って、SSダイヤルのネジを外す。


(6)ASA感度設定ダイヤルのロック解除ボタンのネジを外す。


(7)巻き戻しクランクを外し、続いてカニ目レンチでダイヤルを止めているプレートを外す。


(8)組み立てる際、ASAダイヤルのピンは1番上の浅い穴に入れる。


(9)もし(8)のセッティングでASA感度が切り替わらなければ、その下のプレートの穴と言うことになる。
 

(10)巻き上げ軸に嵌っている2つのパーツを外し、続いてその下の3つのネジを外す。これでトップカバーが外れるのだが、リングが切れた様な金属プレートのパーツと枠のプラパーツは、トップカバーに乗っているだけなのでの、紛失に注意する事。また枠のプラパーツは、方向が決まっているので写メして置くと良い。
※追記
この状態の前にレバーを止めてあるカニ目のネジが有るのだが、これが逆ネジなので右回しが弛む方向なので、くれぐれも左に回して外そうとしない事!!!


(11)念の為、巻き戻しの軸にテープを巻きつけておく。こちら側には2つの可変抵抗が有り、上が低照度、下が高照度の調整。


(12)逆側の可変抵抗は全体の感度設定で、
私の場合、高•低照度調整後、半絞りほど高速に振れていた(露出アンダー傾向)ので、この抵抗で調整し概ね適正になった。