スポットライト 世紀のスクープ

https://longride.jp/spotlight-scoop/story.php
2015年製作/128分/アメリカ
原題:Spotlight

2016年のアカデミー賞・作品賞受賞作
観た人も多いと思うけど、辛い映画だ。

個人として、キリスト教に恨みがあるわけじゃないけど、
世界最大の宗教らしいので、
宗教組織の胡散臭さを知ってもらうために
素材として紹介させていただく。

参考:世界の宗教人口
https://aikido.mixh.jp/world-religious-statics-2/


ストーリーを簡潔にまとめると、
アメリカ・ボストンのカトリック教会で起きた、
神父による性的虐待事件を
新聞記者があきらかにしていく物語。

実話を元にしたであることに恐怖を感じるが、
最も注目すべき点は、
この話が、ある特定の神父が起こした事件ではなく、
カトリック教会では一定の割合で発生しうる事件であるということ。

性的虐待事件はカトリック教会という組織にとって、
避けることができない問題であるということである。
(人間にとって、とも言えるかもしれない)

そもそも、宗教家のことを
特別な聖人君子などと考えていなければ、
驚くことでもないのだろうが、
キリスト教を善良な組織だと思っている人々にとっては、
大きな衝撃になるだろう。

さらに、映画最後に明かされる情報によって、
善良な人々をなんとも言えぬ暗い気持ちにさせること請け合いである。


もっとも、日本においても、
仏教に女人禁制が強いられた時代においては、
男色に走ったお坊さんによって少年が犠牲になっていたことは、
容易に想像できるし、西洋のみを悪く言うつもりはない。


宗教は人々に生きる意味を与えるためのものであり、
別に人々を幸せにすることを目的としていない

ということ


p.s.
真実に迫るジャーナリストの仕事の凄さに感心した。
自然科学の研究者と多くの点で類似しているようで