「高齢者介護」
「障害者福祉」
「乳幼児保育」
重労働・低賃金・人手不足…
…社会問題になるほど 深刻なこの3分野。
ほんのひと昔前までは
これら全て 【家】の中で
【女】がしてきたこと、、だったんですよね。
*
末っ子長男だった父も
しきたりを嫌う母も
私が【女】であることに
縛られないでいいように
言葉を選んで育ててくれました。
そんな愛情受けて 世間知らずの私は
精神病院や開業後の臨床にて
患者様の心身症状の根っこと絡みつく
壮絶な過去や歴史を知った時に
初めて【女】が虐げられてきた史実を
現実として目の当たりにした…
そのように記憶しています。
*
これからは女性の社会進出が
益々加速していく時代
なのかもしれないけれど、、、
炊事・洗濯・掃除などなど
家事を全てこなして、
夫と子供の世話をして、
義両親と実両親の老後を考え支え、
社会に出て荒波にもまれ稼ぎながら
パワハラ・セクハラなんて振り切って
社会貢献の為に常に前進し続ける…
鉄人?サイボーグ?
いやいや、
女性の社会進出の前に
男性にも家庭と向き合ってもらわなきゃ、
かなり無理があるのではないかしら?
「高齢者介護」
「障害者福祉」
「乳幼児保育」
これらが蔑ろにされている社会は
【女】にさせていたことを蔑ろにしている
そんな家庭の拡大図かもしれません。
*
子供が泣いて暴れりゃ【母】のせい
夫の服が汚れていれば【妻】のせい
婚家でイザコザ【嫁】のせい
実家のモメごと【娘】のせい
勉強していれば【女】なのに
仕事で成さねば【女】だから
仕事が伸びれば【女】のくせに
…【女】って得!って
安易に思っているけど
意外とハードなんだなぁと
気づいたのが私の場合ちょっと遅かった(^◇^;)
今はただ、
なるべく穏便に責任放棄しながら、
日々の生活を
円滑に緩く過ごすことしか
考えてません、、、。
そうして開き直って
責任放棄させてもらえたのも
(渋々ながら)この一年それを許してくれた
【男】である【夫】のおかげなのですが。
・
写真は、
今回の投稿内容と全然関係ないけど、
先日の選挙の帰りに、婦人服店の傘立てと
自分の顔の大きさがピッタリであることに
ひとりで大ウケしている 呑気な娘。(^◇^;)
「娘」も【女】。
最近は更に私の言動行動をコピーして
時には一丁前に ダメだししてきます。
同じ【女】として、
どんな背中を見せて生きるのか、
【母】として
どんな家庭を原風景として残せるのか、
【大人】として
どんな社会を子供たちの次代に
繋いでいけるのか、
親子で・夫婦で・ひとりで考え直し、
出直すべき節目みたいです。
