once upon a time.

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むかし、むかし、あるところに。

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電話が終わって、

おおかみに泣きついたあと、

大号泣しながら、

瞑想モードに入りました。

最早ひつじにできることは、

祈ることしかなかったから。

ありがとう、

だいすき、

あいしてる、

ありがとう。

引っ越してよかった。

広めの部屋で、

ひとりでゆっくり彼を想える。

身体を残して、

エネルギーだけで動ける自分でよかった。

彼の魂は最早そこになくても、

生きた証として残った身体を、

ひつじはこうして撫でることが出来る。

そうして彼の身体をゆっくりゆっくり

何度も撫でながら、でもひとつだけ、

強く心に決めていました。


死者の声を、聴くことだけはするまい、と。


彼岸と此岸と言うように、

こちら側とあちら側は違うから。

なんの覚悟もなしに、

渡っていいものではない。


正直、多分、やろうと思えば、出来る。


けど、そんなの、ズルだと思った。

彼の魂への冒涜だと。

彼は一生懸命、この身体で生きていた。

それは紛れもなく本当のことで。

彼の魂を乗せて最後の最後まで頑張ってくれた、

この愛くるしい身体への冒涜だと。

いま、ここにあるものをみないで、

死者と繋がる、とか言って、

どこの誰ともわからない、

甘い、それっぽい、自分が望んでいたような、

そんな言葉を吐く〝なにか〟なんて、

絶対に彼じゃない。

それこそ、魂がたとえここになくても、

彼が乗りこなして降車した

この身体を丁寧に慈しみながら、

身体が燃えて無くなっても、

今リアルとして触れられなくても、

事あるごとに


『今、きっと彼ならこうしたなぁ(笑)』


って考える方が、

よっぽど彼と繋がれてると思うし、

そうすることで、ひつじの中で、

彼の魂は『生きていく』んだと。

そうしてひつじは、彼の魂と、

生きていく、んだと。


そう、思ったから。


でも最後にちょっとだけでも、

彼の魂と会話したかったな、

って、あたりを探ってしまう浅ましさも、

やっぱりひつじの中にはあって。

自己嫌悪に陥る、その一歩手前。

彼の身体から繋がる、

細い一本の糸。

飛び立つ前の風船にくくられた

最後の最後の、細い糸。

反射的に掴みました。

飛んでいくことはわかってる。

止められない。


だから、最後に、一回だけ。


掴んだ糸の先から聴こえるのは


“だいすき”


………っ、わたしも!!!

わたしも!!!わたしもっ…!!!!!

くーさん、くーさん、くーさん、くーさん!!!



今も、書きながら涙が止まらないけれど。


残したい。

彼がここにいたという、

その奇跡の証拠を。


ありがとう、くーさん。

またね。