先日仕事で東急東横線「大倉山」駅に降りた際、
気になっていたこちらの建物を見に行ってみました。

曲線が美しいコンクリートの壁面。
中庭があるようですが、蛇行した壁に阻まれて、
道路からは奥まで覗くことはできません。
好奇心そそられますよね。


このコンクリート壁で気づく方もいらっしゃると思いますが、
こちら、金沢21世紀美術館の設計などで知られる
妹島和世氏設計の建物です。その名も「大倉山集合住宅」。
この集合住宅の特徴は、各住戸と中庭の関係性です。
よく見てみると、各住戸の庭(プライベート)と、
敷地の中心部分にある中庭(パブリック)とが、
仕切りも境界線もなくつながっています。
建物の中のプライベート性は守りながらも、
そこで閉じてしまわず、外部ともゆるやかに繋がっている、
そんな空間に仕上がっています。
見せ方の違いはもちろんありますが、
外部との繋がりを意識した空間作りという点は、
NENGOのリノベーションにも
共通するエッセンスなのかな、と感じました。
ご近所や外出先で気になる建物に出会ったら、
なぜこんなデザインなんだろう?と考えてみる。
そんなふとしたことから、
自分が住みたい家、暮らしたい街のイメージが
湧いてくるかもしれません。
おんぼろ不動産マーケットでは、
そんなイメージが膨らみそうな、
わくわくする物件を集めて、
皆様をお待ちしております。