

古きを訪ね、新しきを知る。
リニューアルしたつなしま不動産マーケットの
店舗の一角(窓枠)のシーンです。
私は断熱のプロではないので、社内の専門家に
聞いた話ですが、窓枠の中で一番結露しにくいのは
「木製サッシ」だそうです。
アルミやスチール、樹脂などの台頭によって
木製サッシは減りましたが、質感も優れている為に、
最近は木製を好まれる方が再び増えているようです。
新しいつなしま不動産マーケットには、そんな木製
サッシをはじめ、天井裏に建築当時からあった梁、
玄関のタイルなどなど、当時の面影を沢山残して
おります。
そんなパーツ達がとても素敵だった為に、それらを
邪魔しないように、文脈が調和するように、
控え目な内装にしました。
全てが新しくある必要はなく、古いものでも、
単に生産後の年数で判断するのではなく、
これからも使い継ぐべきか、愛していけるか、
などの判断基準から考え、それらを新しいものと
共存させる。
そんなおんぼろ不動産マーケットの哲学的解釈を
持って構築しました。
畳スペースにて打合せも可能ですので、
ご希望の方はおっしゃってくださいね。
空間ディレクター和泉