アベノミクスで不動産業界はどう変わるのか? | おんぼろ不動産マーケット STAFF BLOG

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中古マンションの売買からリノベーションまでをご提案する『おんぼろ不動産マーケット』のSTAFF BLOGです。

こんにちは。
ディレクター和泉です。


不動産業界に限定されるものではありませんが、社会は
アベノミクスへの期待感で盛り上がっておりますね。

私自身も、先日の突然の雨で購入した傘の色は「黄色」。
まさに、景気が良くなってくると使われる色であります。

不動産所有者の中には、今後の上り幅を見込んで売控えをし、
購入を考えている方は価格上昇の前に購買意欲が上がっていると、
まことしやかな噂が流れております。


さて真相は?

中古マンションの市況では、まだ上昇機運を感じられません。
港区、渋谷区、目黒区の一部に限り足が非常に速いことは
確認できておりますが、これは従前からの継続傾向です。


新築マンションの成約率は右肩上がりの傾向ですが、
遡及戸数自体が減少傾向にある中では、一喜一憂できないのが
現状ではないでしょうか。


まだまだ実態は伴っていないのですが、今後の上昇期待の流れと
消費税増税の2点から、都心部の一部では今後の上昇が見込まれる
でしょう。
その一部の上昇から、更にはメディア効果によって、ある程度
までは波及するでしょうが、こと実需においての効果は限定的
かもしれません。


ですが、中古不動産はやはり「エリア」がとても大切なファクターの
一つを占めます。
将来的な建て替えを頭の片隅に入れて考えたとしても、エリアの
ウエイトは高いです。
そういうエリアにおいては、買い衝動のピークが今夏から来春に
かけて来るかもしれませんし、もっというと、需要増の時期を避けて、
その前のまさに今、購買意欲が加速度的に高まるかもしれません。


ですがこれら全ては、市場動向を常に見ている私たちですら、
憶測の域を超えません。


買い時・売り時とは、こういった外的要因ばかりが先行してしまうと、
とても大切な、「自分の状態」が置き去りにされてしまいます。


自分の状態がレディーではないのに、外的要因に煽られてGOを
してしまうのではなく、自分の「経済的」「精神的」「物理的」な
状態を鑑みて、自分なりの買い時を見つけていく事が、不動産の
購入・売却において大切かと強く思います。


自分のタイミングを見つけるためには、専門家によるパーソナルな
診断をお勧めしますよ。