こんにちは。
和泉です。
最近、新卒や中途など、面接をする機会が多いので、
色々な人と話をします。
先日面接をした大学4年生からは、まだ社会人経験がないのに、
「ワーク・ライフ・バランスが大切。と考えている」
という話がありました。
それを聞いて私は非常に残念でした。
多分メディアなどで叫ばれている為に、何の気なしに言ったことと思いますが、
なぜ、まだ働いてもいない人が、そのようなことを堂々と言えるのでしょうか。
非常にもったいないです。
いろんなことを経験し、クライアントの為に最善と思うことを常に行い、
そんなことを数年間繰り返してやっと、働き方が分かってきます。
休日にクライアントが貴方を求めても、ワーク・ライフ・バランスを盾に
動かないのでしょうか?
仕事にプライベートを巻き込む。
プライベートに仕事を巻き込む。
最近そこがようやく見えてきました。
それを20代前半で決めつけてしまうことで、
自分の可能性は多分相当閉じてしまいます。
そして、このステレオタイプというものは、
私たちのいる住宅業界にも当然の様にはびこってしまっています。
例えば「建売り住宅」。
皆さんの家のポストに、毎日のようにチラシが入っているでしょうから、
いつの間にか頭の中に刷り込まれているかもしれませんが、
家は本来、買うものではなく、創るものです。
家を創るという行為が、いつの間にかインスタント化して、
スーパーで商品を買うということに意識が近づいてしまってます。
実は、
ビニールクロス
クッションフロアー
などに代表されるイミテーション建材は、
家は買うものだ、という意識に対応した、
供給者側の自己プロテクトの賜物だと思っております。
クレームレス商品を提供することが手離れの良さにつながり、
それをいかに魅力的に「見せる」か、高級品に「見せる」か。
に力が傾斜しています。
非常に残念な傾向です。
ここに違和感を感じる方は、
一緒に、本当に自分らしい、本当に気持ちの良い家を創りましょう。
リノベーションという、経済的にも賢い手法にて。