≪仲介手数料12%のワナ≫ | おんぼろ不動産マーケット STAFF BLOG

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中古マンションの売買からリノベーションまでをご提案する『おんぼろ不動産マーケット』のSTAFF BLOGです。

こんばんは。

ディレクター和泉です。


みなさま、

不動産売買取引時の仲介手数料は何%かご存知でしょうか。

通常、3%+6万円+TAXですよね。

では、これが倍々ゲームに膨れ上がる場合があることを、
何人の方がご存知でしょうか?

どんなケースかというと、買取り業者が買って、
適当に内装を施して、何となくキレイに見せて売る場合です。
新築に模倣して。

皆さんの中には、そんな物件をご覧になったことがある方も
多々いらっしゃるのではないでしょうか?

適当と言っても、彼らにはそれなりのロジックがあるのかも
しれませんが、少なくとも、その会社の販売スキームに則って、
家を商品としてしかとらえていないことは事実です。
家は本来、買うものではありません。
創るものです。

いつからか、大量生産(建て売りや新築マンション)で
耐久消費財(30年レベルで建替え)という価値観が
植えついていますが、そんなのは高度経済成長期以来の
単なる刷り込みでしかありません。


話を戻します。


仲介手数料が12%になるケース。

それは、不動産業者が、売却を依頼された物件で
なかなか売れないことにかこつけて、
買取り業者を斡旋するところから始まります。

「古いから売れない」「旧耐震は人気がないから」
「リフォームしないとダメ」「高い」などなど
言葉巧みに誘導し、買い取り業者へ直行させます。
人生で何度も不動産を売却している人ならいざ知らず、
ほとんどの売主は不動産業者を信じます。
そして、ま、仕方ないか。。。となります。

さて問題です。不動産会社(便宜上、「業者A」とします)は
なぜこのようなことをするのでしょうか?
ここに手数料12%のワナが存在します。

業者Aは、売主から3%の手数料を貰います。
業者Aは、買い取り業者から3%の手数料を貰います。
そしてその後、買取り業者が再度販売する時に、
「卸してくれたお礼に」と、
専任媒介でその物件を業者Aが販売します。
その物件を成約すると、
業者Aは、買主さんから仲介手数料を3%貰います。
そして、売主(ここで言う買取り業者)から、
仲介手数料を3%貰います。

さて、もうお分かりですよね。
仲介手数料は合計12%になります。
単純計算ですが、5,000万円の物件だとしたら、
12%で600万円の暴利が生まれるわけです。


営業マンは、そりゃあ必死になります。


このようなことは、古き良き物件でもまかり通っております。
古き良き物件をお持ちの方にお知らせします。

あなたが売却しようとしている物件は、決して
「買い取り業者まっしぐら」の物件ではありません。
営業マンの毎月の成績のために、食い物にされないように。



特に、


ホーマットシリーズ
ビラシリーズ
広尾ガーデンヒルズ
ガーデンハウス
目黒ハウス
東急代官山タワー
上目黒シティハウス
ガーデン目黒
ヴィラージュ目黒
代々木の杜ハイツ
代々木テラスアパートメント
青葉台ローヤルガーデン
ペアシティ花房山
原宿パークマンション
小田急目黒三田マンション
パレロワイヤル長者丸
ペアシティルネッサンス
シャトー東洋南青山
南青山第一マンションズ
常盤松ハウス
東急ドエルアルス弦巻
大倉山ヒルタウン


をお持ちで売却しようとしている方、
十分にお気をつけください。

あなたがお持ちのマンションは、
しっかりとした意志をもった方に、
住み継ぐべきマンションです。

(もちろん、これ以外にも住み継ぐべき
マンションは多数あります)