こんばんは。森です。
突然ですが、皆さんPASS THE BATONというお店をご存知でしょうか?
古着や雑貨など、持ち主にとっては必要なくなったものを、
店舗やwebショップで販売するお店です。
ここの面白いところは、単にモノを売るのではなく、
そのモノにまつわるストーリーも一緒に販売しているところです。
ストーリーとは、具体的に言うと、
どうしてそれを購入したのか、
それを身につけている時の思い出、
なぜ手放すに至ったのか、
などのそのモノに織り込まれた記憶のことで、
HPでは、これらのコメントが持ち主の顔写真とともに
紹介されていて、見ていて面白いです。
http://www.pass-the-baton.com/
このHPを見ていると、
見た目や性能だけでなく、
どれだけ大切に扱われてきたのかという点が、
モノの価値基準としてもっと重視されるべきだと感じます。
大切に扱われてきたものを
むやみやたらに捨てることはありませんし、
捨てる量が減れば、新たに生産する量も減ります。
新たに生産されるものは、
人々にとって本当に必要とされるものに
なると思います。
マンションも同じで、
その物件が住民や地域の方に
どれだけ大切に使われてきたのかが把握できれば、
今あるマンションの価値が再認識され、
建て替えや取り壊しに莫大な資金を投じることは
なくなるんじゃないでしょうか?
「大切に扱われてきた」ことが目に見えることで、
「これからも大切に扱おう」とする想いも芽生える。
そんな連鎖が起こる世の中であってほしいですね。