#学生時代の夢
①医師になりたい②裁判官になりたい③逃亡者になりたい逃亡者 第39話 死地に帰るリチャード・キンブル、職業医師。目的地 州刑務所死刑執行室。彼は身に覚えのない妻殺しの罪で死刑を宣告される。法律は、神ならぬに人間の手によって作られ、人間によって執行される。恐るべき誤審は、ここに生じる。彼は自分にかけられた容疑を、晴らすにたる事実を立証できなかった。正しかるべき正義も、時として盲しいる事がある。彼は、自らの運命をじっと考えていた。・・・暗黒であった。しかし、この暗黒の中に、計り知れない運命が潜んでいた。護送の途中、列車事故にあい辛くも脱走できた。孤独と絶望の逃亡生活が始まる…髪の色を変え、重労働に耐えながら、犯行現場から走り去った片腕の男を捜し求める。彼は逃げる。執拗なジェラード警部の追跡をかわしながら、現在を、今夜を、そして明日を生きるために…あらゆる事件や災害は、無責任な見物人を引き寄せる!おそらく人々は心密かに、自分が関係者でない事を喜び、死と悲惨に背を向けて、立ち去る自由がある事を、喜んでいるに違いない。だが、今日ここに現れた男は、苦痛に背を向ける自由を持たなかった。彼は昔、医師としての「誓い」たてた。ギリシャの先人によって、書かれた誓いである。「私は、私の能力と判断に従い、患者に最適と思われる処置を行う!いかなる家にも、病める者の為に、私は入って行こう!」歳月は流れ、環境は激変した。だが彼は、その「誓い」を忘れてはいなかった。「私は良心に従い、誇りを持って、治療に身を捧げる。例え、生命の脅威にさらされても、人間性に反して、医術の知識を行使する事はしない!!私は名誉にかけ、自由意志をもって、この事を誓う者である。」 医師を目指している私にとっても、この「誓い」は、まだ生きているのだ!!法律家にも、「誓い」はあるのだろうか?「私は良心に従い、誇りを持って、法律に身を捧げる。例え、生命の脅威にさらされても、人間性に反して、法律の知識を行使する事はしない!!私は名誉にかけ、自由意志をもって、この事を誓う者である。」