みなさま、お元気でしょうか。


関東地方の天気予報を見ても、千葉県がチーバくんにしか見えない今日この頃です。


そんな千葉県民たる者、一度くらい鋸山に登らないでどうする!?


ということで、行ってきました。


いざ行かん!Mt.ノコギリ!ギザギザ!


てゆーか、聞いてないし!


都内に行くはずじゃなかったの??


私が「うん」と言う前に、意気揚々とナビを設定してるT氏よ・・・


まぁいいか、どうせ車の中から見上げるだけだろう


なんて思ったのが、そもそもの間違いだった。


天気悪いし、行ったところで何が見えるのだろうか。


お昼過ぎに出発し、15時半頃到着。


だがしかし、この時点で自動車用の登山口は既に閉鎖。


やむなく、ロープウェーの駅まで行ってみることに。


お、動いてる動いてる!これは乗らないと~!


ここまで来たのだ。


霧雨が降っていようが、上るしかない。


なぜなら、そこに山があるから。


でも、下りのロープウェーは17時発が最終便とのこと。


上っても、上をいろいろ見て回るには時間的にきびしい。


どっかに大仏様がいらっしゃるそうですが、


お目にかかろうとすると、帰りのロープウェーには間に合わなくなるらしい。


ロープウェーなくなったらどうするんだろうね~?


なんて呑気なことを言ってる場合じゃない。


大仏は諦めて、「地獄のぞき」とやらだけ見に行くことにした。


ロープウェーに乗り、5分足らずで山頂駅に到着。


すると、山頂はなかなかの雨&風。


傘をさして歩き始めると、どんどん雨風が強くなってきた。


しかも、足元がかなり危ない。


ちょっと待ってくれー!


私、パンプスなんですけど~


ずんずん歩いてくT氏。


こいつ、私のことを置き去りにする気じゃないかと思った。


大丈夫かーい?なんて、心配は微塵にもしてないんだろう。


予想以上にアップダウンが激しく、結構息があがってしまうほどだった。


間違ってもパンプスでなんて行ってはいけないような道の先に、ついに「地獄のぞき」に到着!


「おぉ~!!」


と、下を覗いてみると、全く何も見えない。


笑えた。


本当は、岩壁からせり出した岩肌の先に立ち、足元が竦むらしい。


でも、霧だか靄だかで、何も見えない。


だから怖くもない。


海も見えない。


目の前に広がるのは、ただただ真っ白な視界だけ。


しかも風が強くて、傘もさせないほどだった。


鋸山といえど、されど山。


仕方なく傘を閉じ、びしょびしょになりながら、見えない足元を覗きこみ、


見えるであろう景色を想像しながら、何しに来たんだろうと感慨に浸った。


雨なんだか汗なんだかもうよく分からない状態で、今来た道を戻ることにした。


こんなところで遭難してたまるかと、必死こいて歩いた結果、下りのロープウェーには余裕で乗れた。


「これはいい思い出になるね~」と言ったT氏。


まったくだ。


風邪気味だった私は、完璧なる風邪となった。


T氏はたぶん、アレだから風邪ひかないんだろう。


そんなわけで、記念写真とか、そういうの無しね。


お土産といえば、とりあえず持って帰ってきたロープウェーの往復切符と風邪くらい。


あ、あと筋肉痛ね!


山をなめたらいけません。反省。